れきょぱのDIY紀行

DIY記録を書いていきます。誰かの参考になると幸いです。

 

縦型洗濯機[Panasonic NA-FA90H1]の下部円盤(パルセーター)取外し・洗浄

1.経緯

我が家の洗濯機は今縦型洗濯機を使っています。以前ドラム式洗濯機も使っていましたが、子供が二人部活をやっていた頃は洗濯物が多く、ほぼ毎日選択をしても、1日に4回洗濯機を廻すようなことも多く、短期間で洗濯機が故障し、乾燥機能も使わないため、安価な縦型洗濯機を使っています。今の物は7~8年に買ったPanasonic製のNA-FA90H1という型を長らく使っていますが、一度も故障無く使えています。綺麗付きな妻は頻繁に洗濯槽内のクリーナーも使っているのですが、最近洗濯機内の匂いが気になるようになり、時折洗濯物にカスのようなものが付着していることが目立ってきました。そのため洗濯機の(一部ですが)分解洗浄を決意しました。



2.パルセーターの分解

縦型洗濯機は下部にパルセーターという円盤状の回転盤が付いていて、それが廻ることで槽内の水と洗濯物を攪拌・洗浄していますが、これの外側が気になります。洗濯槽クリーナーでもそこを洗浄されるはずですが、どこまで綺麗になっているのか?洗濯槽の中を見てみても、パルセーターの中央にネジが1つ見えるだけで他には何も見当たりません。ということで取り敢えずパルセーターのネジを外してみます。

他に何もネジのようなものは無いため、これでパルセーターが取れると思いきや、取れません。パルセーターの大きな突起をつかんでみますが、指もかからず持ち上がらない。パルセーターの縁に爪を引っ掛けてみても、上がらない。その他色々試してみますが、持ち上がりません。改めて槽内を見て何か機構が隠されていないか探してみますが、それらしきものは何もありません。

こんなはずも無かろうと思いながらも、半分断念しつつ、同じことを考える人が他にいそうだと思い、ネットを調べてみると、いるわ、いるわ、洗濯機の分解方法の記事が多数ありました。パルセーターの外し方は概ね同じような感じですが、メーカーによって微妙に違い、Panasonicは更に少し特別だったようです。

秘技。ボルト残し!

他社のパルセーターは木ネジなどを無数の孔に差し込んでそれで持ち上げる物が多いですが、Panasonicのものは中央の取付穴のパルセーター側にもネジ穴が切られているため、そこに一度取り外したネジを1回転分ほど廻すとパルセーターだけにネジを取り付けることができます(廻し過ぎるとまた洗濯機本体のネジに掛かってしまうので注意)。

ネジが掛かれば、そのネジの頭をつかんで持ち上げるだけ。

あれだけ苦労してすったもんだしていたのが、嘘のように簡単に軽~く持ち上がって、パルセーターを取り外すことが出来ました!!

なおパルセーターを持ち上げると、その裏についていたワッシャーがコトリと槽内に落ちますので、忘れずに拾っておきましょう。落ちない場合はパルセーターの裏面にワッシャーが付いていますので、洗浄に落とさないよう、予め取っておいた方が良いです。

 

3.洗浄

恐る恐るパルセーターを上げると・・・そこにはおぞましい光景が。

パルセーターの裏面と洗濯槽下部に、真っ黒なゴミ?カビ?が大量に付着していました。

あまりに酷い画像のため、見えない程度の写真としておきます・・・。

妻が洗濯槽本体を、私がパルセーターを分担して清掃することとしました。

パルセーターは最初は風呂場の流し場で洗浄しようかと考えていましたが、あまりに汚いため断念し、庭の散水栓で洗うこととしました。散水栓に水を溜め、そこにパルセーターをしばらく漬け、ブラシで擦っていくとボロボロと取れていきます。こびりついてはいないため、洗剤は一切使わずただの水で十分取れました。細かいところは歯ブラシで根気強く取っていきます。最後はホースの水で高圧洗浄すれば完成!

新品のように綺麗になりました。裏面も綺麗です。

槽本体側はばらせていないため少々苦戦していましたが、大きなゴミを拭き取りながら、ブラシや爪楊枝を駆使しながら、清掃をしていました。

良く見ると細かい所には少し黒い物が残ってはいますが、最初に比べれば別物です。

この後はここに塩素系の漂白剤をしばらく漬けて放置、洗浄します。

最後にパルセーターを復旧し、洗濯槽内クリーナーで洗浄します。Panasonicの槽内洗浄モードは12hr位洗浄をしますが、今回この後で洗浄しても、まだゴミが少し出てきました。以前のような黒いゴミが出てくることは無くなりましたが、白い(透明?)のゴミがまだ出てきましたが、これは洗濯槽ドラムの外側に残っているゴミと思われます。世の中にはこのドラムを取り外す人もいるようですが、Panasonicの洗濯槽は専用工具がいくつか要るようなので、これは断念。

一旦ここまでで当初よりは非常に綺麗になりました。

心なしか、いままで柔軟剤の香りも十分付いていないように感じていたものが、しっかり感じられるようになった気が来ました。

今後は1年毎位に分解洗浄するようにしていきます。