れきょぱのDIY紀行

DIY記録を書いていきます。誰かの参考になると幸いです。

 

マイカーの掻き疵の補修~タッチアップでの限界とエアータッチでのスプレー補修~

1.経緯

私の愛車のRCも乗り始めて数年、いつのまにか細かな掻き傷がたくさん入っているので、DIYでの補修にトライました。

が、小さな傷の補修に非常に苦労することになりました・・・(涙)。

2.疵の概況

疵は非常に細かな長さ5㎜位のものから長さ15㎝位の物まで多数。何故か車の右側側面のみに発生しています。左側なら道端の草木に当たって傷付いたかと想像できますが、何故右ハンドルの車の右側に集中して疵が入ったのかよくわかりません。

なお下の全体写真はタッチアップをした後のものです。写真に書いた番号で記録をしておりましたが、以降の説明でも疵の場所の番号(№1,6,9)は以下の写真の場所を示します。(iPhoneの写真アプリで手書きしたため読みづらくて済みません)

ちなみに車のカラーはソニックチタニウムですが、この色で苦しみます…

           <疵全体配置>


疵は以下の写真のように長さ数mm~15㎜程度のものが多いですが、

 

  <疵 №3>           <疵 №4>

次のように10㎝を超える長いものもあります。

     <疵 №6>

       <疵 №9>

3.タッチアップでの補修

Youtubeなどネットには掻き疵補修の方法が多く載っており、素人でもタッチアップで十分直せるとの記載も多く、これまでDIYを多数やってきて手先の器用さにもそれなり自身もあったので、自分もトライしてみることとしました。が、これが甘かったです…

3-1.研磨での疵除去

浅い傷は研磨だけで消えます。タッチアップなどの補修は現状より悪化させるリスクがあるため、まずは研磨で消えないかを確かめます。

いつものピカールで疵の周囲をゴシゴシ磨いていきます。塗装表層のクリア層までの深さの疵であれば、ピカールで疵の深さまでクリアを削り落とすことで綺麗に傷は消せます。ただ、残念ながら今回の私の車の疵は研磨だけで消える傷はほとんどありませんでした。

3-2.極細タッチアップ(テスト)

研磨だけで疵が消えなかったため、タッチアップでの補修を行います。まずは5㎜位の小さな疵(№1)でうまく消せるかトライしてみました。

なお私の車のカラーのソニックチタニウムはカー用品店の通常のタッチアップのラインアップでは扱っておらず、ネットで純正のタッチアップが売られていたため、そちらから購入しました。2026年6月時点で色々調べて以下が再安価でした。純正以外の塗料も販売がありましたが、純正のペイントでも色合いを合わせるのが難しい色のため、2割程度安価な模倣品よりも品質の確実さの純正品を選びました。


 

 

疵は研磨では消えませんが、そこまで幅が広い訳でもなく、爪が引っかかる程度の疵です。この位の細い疵にタッチアップに付属の筆では太く塗られ過ぎるため、爪楊枝を使って極細筆を作って塗ります。

爪楊枝の先を潰して軟かくして筆とします。アルミホイルなどで小さな皿を作りそこへタッチアップのペイントを少量落とし、その皿から爪楊枝の先へちょんちょんと塗料を乗せ、疵の上へ盛っていきます。塗料は乾くと嵩が減るので、少し多め位に盛っていきます。

なお塗装の前にシリコンオフを忘れずに。私は初回の塗装の際にシリコンオフを忘れ、塗装後の研磨時にペリペリと塗膜がすべてきれいに剥げてしまいました。


 

 

3-3.塗装部の研磨

塗装後は完全に乾くまで1週間以上置いた後で研磨を行います。

まず、周囲を余計に研磨しないようマスキングします。

研磨は#600の耐水ペーパーから始めて、盛り上がった塗装部を落としてから、順次#1000→#1500→#2000のペーパーで磨いていきます。

研磨箇所が小さいため、巾7㎜ほどの木材に同じくらいの幅に切った耐水ペーパーを巻き付けて削っていきます。

2000番まで磨いても下くらいのくすみが残ります。

最後はピカールで磨きます。


 

するとほとんど分からないほど綺麗になりました!(どこか見つけられますか?)

 

3-4.タッチアップ補修の展開

タッチアップで小さな傷が綺麗に消せたため、他の疵もタッチアップ補修を展開していきます。ここからは同時に多数の疵補修を行いましたが、苦戦した№6と№9の疵で紹介していきます。

3-4-1.№6疵のタッチアップ補修

初めに疵の上に塗料を盛ります。

塗装から1週間置いて完全に乾燥させた後に、盛った塗料を先の手順で順番に耐水ペーパーとピカールで磨いてきます。

半分くらいの疵は消えたのですが、一部削り過ぎてしまった部分があります。

(ここではまだ軽傷だったのですが・・・)

削り過ぎた部分に再度塗料を盛ります。

また1週間乾燥させた後に再度研磨しましたが、また一部削り過ぎてしまいました。

何度か塗装~研磨を繰り返しましたが根治できず、今度は塗装後にクリアーのタッチアップを上盛り。

乾燥後、研磨させて研磨。下の写真では分からないですが、表面は滑らかに磨かれており、光の角度を変えてもきれいに見えるのですが、下のカラー塗装が傷んでしまっています。何度やってもうまくいきません。

 

3-4-2.№9疵のタッチアップ補修

こちらは更にひどく苦労しました。疵が大きい上にキの字状に3本交錯しており非常に目立ち、後で気づいたのですが本体の形状の課題もあり、やればやるほど悪化してドツボにはまっていきました・・・。

下はタッチアップ塗装後。

乾燥に1週間置いてから、マスキングして#600耐水ペーパーでの研磨後。

#2000まで研磨、ピカール後。

疵が残っているため再塗装。

乾燥させて再研磨後。また一部過研磨。

再度塗装して、研磨するも同じ。実はここまでも何度も塗装~研磨を繰り返しています。

更に塗装して研磨するも過研磨範囲が拡大・・・。研磨不足の部分と過研磨の部分が紙一重。これでもかなり丁寧に研磨しているのですが。

この辺りで気が付いたのですが、今回の疵の場所は車の下部のスカートの部分ですが、形状が凹状になっています。ここに疵中心の塗膜を削ろうとして何度も平らな当て木でやすりを当てていたため、疵から離れた場所が過研磨となって塗膜が削れてしまっていたのでした。

  

またこの車のソニックチタニウムという塗料も難しく、塗膜の場所や状態によって光り方が変わり、母材側の塗料の光と合わせるのが非常に難しいです。特にこのNo9はスカート部のため樹脂に塗装を施されていますが、鋼板のボディ部より塗膜が薄いようで少し塗膜を削っただけで色合いが大きく変わってしまい、複雑に形状の異なる広い範囲を均一に削るのは現実的には非常に難しいです。

上記の写真は代表的なタイミングのものを載せているだけでこれら以外にも何度も行っており、タッチアップでの補修を始めてから約3か月間毎週のようにタッチアップを塗っては1週間後に研磨を繰り返し行っていましたが、研磨不足部を補おうとするとどこかが過研磨となり、タッチアップ+研磨で綺麗に補修するのは無理という結論に至りました。

 

4.スプレーでの補修

4-1.エアタッチスプレー

タッチアップでの補修に限界を感じ始めていましたが、ソニックチタニウムのスプレー缶は市販されておらず、塗装業者に頼まないといけないかと考えていた頃、タッチアップのボトルでスプレーを行うものが市販されていることを知りました。ソフト99からは「エアータッチ」、ホルツからは「タッチガン」という名称で売られています。これらはタッチアップボトルの塗料にアタッチメントを装着し、スプレーのガスを吹くことで塗料を吸い上げてガスと混合して噴霧化するものですが、よく考えたものです。簡易な構造で非常に微細な噴霧が形成されます。

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下はホルツの「タッチガン」。原理はエアータッチとほぼ同じ。


 

タッチアップで盛り上げた塗料を均一に研磨することが困難な以上、スプレーで均一に塗布するしか無いため、今回スプレー補修で再トライすることにしました。

エアータッチにはスプレーした周囲の境界部を目立たなくさせる「ぼかし剤」というのも販売されているため、そちらも用意しました。


 

エアータッチを調達し、スプレーを行おうとした時、自分のタッチアップボトルはレクサス純正ボトルのため、通常のタッチアップのボトルに比べてかなり太いことを思い出しました。エアータッチはタッチアップボトルのネジ部にそのままアタッチメントをねじ込むため、ネジの仕様が合っていないとアタッチメントが取りつきません。実際、レクサスのボトルにアタッチメントを取り付けてみようと思いましたが、全然直径が合わず取り付けられませんでした。

このままではエアータッチが使えないため色々調べてみると、エアータッチのシリーズには塗料を調合するための空のボトルも販売されておりました。


 

ただ、郵送を待つ時間が惜しく、近くの自動車用品店へ探しに行きましたが、この品の在庫はありませんでした。店で注文することも考えましたが、家に古いタッチアップボトルがあったのを思い出し、それを活用できないか考えました。

家に戻ると昔の車のシルバーのタッチアップボトルが2本残っていたため、1本をもう1本のボトルへ移し、空のボトルを作りました。ちなみにこのボトルはエアータッチと同じソフト99のタッチアップのため、エアータッチのアタッチメントと適合します。ソニックチタニウムと同じ銀色ではありますが、塗料は異なるためシンナーでボトル内部を入念に洗浄します。ボトルからは銀色の小さな固形片も多数出てきたため、何度も何度も洗浄を繰り返し、固形片が出てこないまで洗浄を行った後に、そのボトルへソニックチタニウムの塗料を移し替えます。この際移し替えで塗料の粘度が上がっているため、微量のシンナーを混ぜて少し希釈しました。

仮のボトルにエアタッチのアタッチメントを取り付け、スプレー缶を取り付けて、段ボールへ試し吹きします。無事に細かな噴霧が出ることを確認しました。

4-2.スプレー補修

4-2-1.№9疵補修

3章と順番逆ですが、中途半端な補修跡が目立って仕方の無かった№9の疵からスプレー補修しました。

①下地処理

まず最初に下地を整えます。カラースプレーをするのですが、これまでのタッチアップ補修の失敗で下地が凸凹になってしまっており、そこにカラースプレーをしても凸凹が見えてしまうため、スプレー面を研磨して平滑します。

まず#800の耐水ペーパーでタッチアップ部を研磨します。指先で平滑を感じるまで研磨します(したつもりでした…)。その後#1000のペーパーで範囲を広げて研磨して下地を整えます。この上からスプレーを塗布するためこれ以上番手を上げる必要は無く、スプレー塗料とのカラミのためにも#1000までとします。これ以上上げると塗料との密着性が悪くなります。

②脱脂&マスキング

下地研磨ができたら、まずシリコンオフを広くスプレーして研磨屑と油分をしっかり落とします。

シリコンオフが乾いたら、補修部の周囲へスプレーが広がり過ぎないようにマスキングします。スプレーする範囲の5cm位は広めにマスキングしておきます。マスキングした境界部にスプレーされると境界部に線が出てしまうので、マスキング部をスプレーしないように。でも今回はマスク部までスプレーしてしまって一部線が出てしまいました。

③カラースプレー

ではエアータッチスプレーをセットして、スプレーをしていきます。段ボールへ試し吹きして、スプレーの出る方向や広がり方、距離感などをつかんでおきます。

下は1回目のスプレー後。下地の凹凸がまだ消えていません。

下は2回目。少しは跡が薄くなってきたか。

スプレー3回目。

塗装4回目を終えましたが、キの字の跡は残っています…。

クリアスプレーに向けてマスキング範囲を少し広げました。マスキング部分までスプレーしてしまったため、縦のラインが出ています。ソニックチタニウムにはぼかし剤は不適とのこともあり、カラースプレー部へはぼかし剤スプレーはせず、マスキングの境界ライン部へぼかし剤を筆でタッチアップしました。

④クリアースプレー

今回クリアスプレーは、クリアのタッチアップもあったためそれを使ってエアータッチでスプレーしても良かったのですが、一般のクリアースプレーもあったため、エアータッチは使わずに通常のクリアースプレーを使用しました。なお通常のスプレーはエアータッチより噴霧量が多く、噴霧粒径が大きいため、エアータッチのスプレーより手早くスプレーをする必要がありますので、こちらも事前に試し吹きをしてスプレーの感覚をつかんでおきます。

補修部へクリアスプレーを3回塗布して以下の状態となりました。

元の疵補修部のキの字は残っていますが、スプレー補修前から比べれば断然よくなり、遠目には目立たなくなりました。

⑤ぼかし剤スプレー

クリアースプレーが終わったらぼかし剤をスプレーします。スプレーした部分、特に周囲のツブツブ感を抑えるため、クリアスプレー部の周辺部を中心にスプレーします。

(正直、このぼかし剤の意義は良く分かりません…)

 

⑥エアータッチ使用後の手入れ

エアータッチは再使用するため、使用後の丁寧な洗浄が不可欠です。

今回のスプレー補修の前に試しスプレーをした後、取扱説明書に記載も無いのにカラーボトルを外してシンナーをスプレーしてノズル内をシンナー洗浄した上、後は取説通りに液無しで空吹きし、アタッチメントも外してキャップの空吹きを行ってしっかり洗浄したつもりでした。ところがその後ぼかし剤を塗布しようとスプレーしましたが、スプレーされません。取説以上に洗浄していたのですが、ノズル内部で塗料が詰まってしまっていたようです。

下は使用後のアタッチメントですが、銀色に見える吸い上げノズルとその上方(写真右方)の先端ノズル部で塗料が詰まってしまっています。

そのため今回はノズル内部の洗浄方法を予め考えておきました。エアータッチのノズル径はかなり細いため、何が使えるか検討し、ゼムクリップのピンを試してみましたが太すぎて全然入らず、もっと細いものということで、妻がフラワーアレンジメント用に細い針金を持っていたのを思い出し、それを借用してみました。針金の入れ物に#30という記載があり調べてみると直径が0.29mmのワイヤーでしたが、ちょうどいい感じでスプレーノズルにもアタッチメントのノズルにも通りました。おそらくノズルの穴径はΦ0.5mm位かと思われます。

 


 

 

 

前回同様、カラースプレー実施後にカラーボトルを外してシンナーをスプレーして内部洗浄し、アタッチメントも外して空吹きしてノズルも洗浄しましたが、この状態でアタッチメントやノズル部の穴を透かして見ても向こう側が見えず、やはり詰まっていました。

そこで、用意した0.3mmのワイヤーを通すと、スルッと内部に溜まっていた塗料が出てきて、孔から向こう側が見えるようになりました。下の写真は吸い上げノズルにワイヤーを通した状態ですが、ノズル先端左上のニョロっとしたものがワイヤーを通して中から出てきた塗料の塊です。今はシンナーで軟化していますが、放置していたら中で固まっていました。

同様にアタッチメント上部のノズルもワイヤーで洗浄します。こちらも孔に詰まっていた塗料がワイヤーにくっついて取れてきました。

更にキャップノズルの穴へもシンナーを付けたワイヤーを通すと、同様に塗料の塊が出てきました(下の写真のワイヤ先端左側の塊)。これでノズル部の穴もしっかり向こう側が見えるようになりました。

エアータッチはこのような細いワイヤーでノズル洗浄しないと再使用は難しいと思います。だからキャップノズルのスペアが販売されているのでしょう。

 

4-2-2.№6疵補修

続いてボディ部の№6の疵補修です。

前のNo9のスプレー補修では、元の疵を研磨した跡が凸凹で浮き上がってきてしまいました。またカラースプレーがざらついた状態のままクリアーを塗布したことで、クリア層を研磨しても中のザラザラ感が残ってしまったため、今回はカラースプレーの後に軽く研磨してザラザラ感を除去してからクリアスプレーすることを試みました(結果これは失敗でしたが…)。

①過研磨部タッチアップ

 前回タッチアップ補修部を過研磨して下地が露出してしまっていた部分をまずタッチアップで盛り戻します。

②下地処理

タッチアップした部分を研磨して平滑化しますが、周囲の健全部を削らないようマスキングして研磨します。これまで何度も研磨不足と過研磨を繰り返しているので、削り過ぎないよう特に丁寧に削ります。今までは幅7㎜程の木片の先端角部で集中して削っていて削りムラや過研磨が生じていたため、今回は柔軟性を持たせるためにガラス研磨用の硬質スポンジの面を使って平滑に削ることとしました。

最初に塗料の大きく盛った凸部を#800ペーパーで軽く研磨して落とし、その次に#1000で丁寧に研磨していきます。今回は過研磨とならぬよう、砥石で包丁を研ぐように大きな一定のストロークでペーパーの角度を保つように面で研磨し、10回ストロークする毎に水分を拭き上げて指の腹で凸凹の状態を確認しながら研磨を繰り返しました。

マスキングを剥ぎ、周囲との段差が無いように再度軽研磨。

これでスプレー前研磨は終了のため、シリコンオフを散布して研磨屑と油分をしっかりと除去します。

③スプレー塗布

再度周辺をビニールでマスキング。研磨した部位をスプレーするが周囲に散布されるため、境界部が出ないように広くマスキングします。

エアータッチを準備し、カラースプレー散布。下の写真は1回目。

下地処理で補修部分をこれでもかと平滑にしたつもりでしたが、薄くスプレーをすると下地の凸凹が浮き上がってきました…(涙)。なかなか簡単にはいきません。

軽く乾燥させてエアータッチスプレーを繰り返し、下は7回目。

今回はあと1回、累計8回スプレー散布して終了、マスキングを剥ぎます。下地のムラが残っていますが、やむなし。

色合いは周辺に近いですが、この状態ではカラースプレーのざらつきが大きいです。前回スプレーでこの状態は予測していたため、今回最終スプレー直後にぼかし剤をスプレーしています。それでも離れて横から見ると以下の感じで、光の反射の仕方が異なりスプレーした場所が一目で分かります。これはスプレーのざらつきによるものです。

これではこのまま上からクリアーを塗布しても下地のざらつき感は隠せませんので、この状態から研磨を行います。

④カラースプレー研磨

 ざらつきの出たカラースプレーの表面をペーパーで研磨していきます。余計な部分を削らないようマスキングした上で、当て木に#1000の耐水ペーパーを巻き付けて軽く研磨していきます。ざらつき感が無くなったら続いて#1500、#2000まで研磨しました。ただざらつきは無くなったものの、表面は白っぽい違和感が残りました。下の写真の大きく四角い範囲がスプレーした場所です。下の辺の更に白い筋は元のクリア層を研磨した部分でこれはピカールなどで消える模様です。

嫌な予感もしつつ最後の期待を込めてピカールで磨いていきましたが、残念ながらピカールで磨きこんでも全体の白っぽくマットな感じは消せませんでした。

何か変わるかなと補修用の3液コンパウンドで研磨してみました。


 

最も粗いコンパウンドで磨いていくと地肌と同じような質感に変わってきました(?)と思ったら、どうやら塗布したカラースプレーの塗膜を全部落として下地が出ていたようでした…。ここまでやってしまったので全体の塗膜を落とさざるを得ず、結局全面研磨しましたが、元の補修した部分のムラがまた露出してきてしまいました。

⑤再スプレー

 下地が出てしまったため、再度スプレーします。

マスキング後にスプレーしましたが、やはりざらつき感が出てしまっています。

研磨の方法を見直すべく調べてみましたが、ソニックチタニウムなどのメタリック塗料は、極細のアルミ粒子が水平に並ぶことであの独特の金属光沢(風合い)を出しており、ここを研磨すると粒子が削れて「灰色っぽいくすみ(黒ずみ・白ボケ)」に変化してしまい、この状態になると磨いても元のメタリック感は戻らないとのこと。メタリック塗料の性質上、「カラー層を削って磨いて合わせる」ことは”プロでも不可能”とのようです。

ということで、メタリックスプレーの後はそのままクリアーを散布するしかない、となり、ではどうやってざらつき感を抑えるか。スプレー表面が凸凹になってしまうのは、塗料の粘度が高くぼたぼたと乗っていっている、スプレーの距離が遠く塗装面に付着する前に乾燥が始まっている、気温が高いことで左記と同様の状態になっている、スプレー圧が低く霧が細かくなりきらなかった、等が考えられます。

今は7月末日で夕方でも気温30度を下回らないため気温の条件は仕方が無いですが、終わりかけのスプレー缶を使っていたため新しいスプレー缶に変え、塗料にはシンナーを加えて希釈し粘度低減させ、極力近づけて散布する事による霧の微細化を行いました。

今スプレーしたものは既にざらついてしまっているため、再度#1000のペーパーで平滑化しておきます。この上に塗装をするため#1000までで十分。

そしてスプレーを行います。何度かやり直しているうちに補修部の凸凹は消えました。

ただ、塗料の希釈など噴霧の微細化を行いましたが、ざらつき感をゼロにはできませんでした。ただこれが現状の限界で、これを研磨してもまた前回の失敗の繰り返しになることは明らかですので、これでクリアーを乗せていきます。今回クリアースプレーは5回塗布しましたが、最後のスプレー時に気が抜けたか、液だれをしてしまいました…。ただどうせ乾燥後に研磨をするので大丈夫です。

⑥クリアー研磨

1週間置いて十分に乾燥させた後、まず液だれしてしまった部分を#800ペーパーで集中研磨して盛り上がり部を除去します。厚めにクリア層を盛っているとはいえ、ここでまた過研磨して地肌を出してしまってはまた最初からやり直しになるため、注意して研磨していきます。ほぼ平滑化されたら#1000、#1500、#2000と順に研磨していきます。

最後にピカールで全体を磨き上げていきます。範囲が広くなっているため大変ですが、これが最後の仕上げのため頑張って磨き上げました。

カラースプレー時のざらつきとマスキングの境界部が若干残っていますが、ここまでの苦労を考えると85点くらいか。十分OKと考えます。

5.結論

僅かな掻き疵のためタッチアップでの補修を試みましたが、曲面上の長い疵の塗装部を均等に研磨していくのは想像以上に大変でした。削り過ぎた場所へ再度タッチアップして再研磨することでやり直しは可能ですが、やり直しで失敗していくと傷口はどんどん広がります。車の曲線度合いやボディカラーによって難易度は異なると思いますが、私の車では長さ2~3cm位の疵まではタッチアップで綺麗に直せましたが、それ以上のものはギブアップでした。

その点、特殊カラーのタッチアップでも簡単にスプレーを可能にするエアータッチは素晴らしかったです。広範囲の疵補修部も綺麗に塗装することが出来ました。ただ完璧と思ったスプレー塗装でしたが、私の車のソニックチタニウムは色合いを合わせるのが非常に難しく、また真夏の炎天下で行ったためかスプレーのざらつきを消しきることができませんでした。

問題はどこまでの完成度を追求するかです。少なくともメタリックカラーの疵のDIYで100点を追求するのは精神衛生上も良くないと思います。遠目に見て分からない位の70点、80点の完成度でOKと思って行わないと、私のようにドツボにハマっていきます。

 

長文にお付き合い頂きありがとうございました。

皆様の掻き疵補修の一助になれば幸いです。

 

(参考)エアータッチ情報

エアータッチの噴霧原理は、ガスを極小径のノズルから噴射することで高速のガス流が生まれ、その周囲の圧力が下がるベンチュリー効果によってアタッチメントのストローの圧力が下がることで、塗料面の大気圧に押された塗料がストロー内部を押し上げ、ストロー上端部でノズルから噴出される高速のガス流とぶつかることで液体塗料が微細な粒子に引きちぎられて噴霧化されるものです。原理は単純で機構もシンプルですが、良く考えたものです。

私の使用したソフト99のエアータッチには、今回使わなかった色々なオプションがありますので、参考までに紹介しておきます。

①エアータッチ本体

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②ぼかし剤スプレー

塗装周囲の白っぽいザラザラを溶かして平滑にし、新旧塗装の境目をぼかして目立たなくします。カラー塗料やクリアー塗料を塗り終わった直後(半乾きの約10分以内)に使用します。


 

③専用クリアー塗料

カラー塗料の上に重ね塗りすることで、マットな仕上がりをツヤのある美しい状態にし、透明感や光沢を大幅に向上させるものです。


 

④専用仕上げスプレー

ペイントした部分と周囲の塗装との境目が目立たなくなり、美しい仕上がりがアップするとのこと。メタリック、パール・マイカ色には特に効果的。

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⑤専用やり直しスプレー

『エアータッチ』補修で「万が一」失敗した時、スプレーして拭き取るだけで、塗装した部分を簡単に落とせ、塗り直すことができます。塗装の失敗箇所に直接スプレーするのではなく、柔らかい布(ウエス)に液を含ませてから優しく拭き取って使います。

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⑥スペアーキャップ

ノズル部が詰まった時のスペアです。上述した細いワイヤーなどで手入れしておかないと、再使用時はこのスペアキャップが必要となります。

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⑦サンドキューブ(補修ケミカル)

塗装の下地作りがコレひとつで完了するサンドペーパー。四角の面にそれぞれ番手の違うサンドペーパーを配置しているので、順番に使うだけで塗装前に必要な下地作りが完了。

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⑧オーダータッチアップボトルセット

『オーダーショップタッチアップペン』充填容器と『エアータッチ専用ボトル』のセットです。


 

 

 

 

 

【DIY】コタツの脚の補修

1.経緯

我が家のコタツは脚をネジで天板へ取り付けるタイプのものですが、天板側に埋め込まれている雌ネジ側のインサートが抜けてしまったため、その補修を行いました。ただ、この脚は今までに何度もインサートが抜け、ボンド等で取り付けてきたものですが、再度抜け落ちてしまったため、同じ取り付けをしてもまた同じことの繰り返しになるため、何等か補強を加えて補修を行うこととしました。

 

2.現状

コタツの脚の取り付けは以下の図のようになっています。天板側の穴にM8のインサートがねじ込まれており、脚にM8の雄ネジが埋め込まれ、脚のネジを天板のインサートへねじ込んで固定しています。

今回インサートが抜け落ちた状況を確認すると、天板側の木材がボロボロに崩れたことで、孔に挿入されていたインサート外周の棘が引っかからず、抜け落ちていたことが分かります。天板は非常に重い材質だったのですが、集積材のMDFであることが分かります。下の右の写真はインサートが残っている部位の写真ですが、これも過去に抜け落ちて接着剤で固定しているものです。

 

下の写真は今回脱落していたインサートです。インサート外周の母材に食い込む棘もいくつか欠落していました。

 

3.補修方案の検討

天板がMDFのため、インサートを入れ直してもコタツを移動させるときに脚からインサートに引き抜きの力が生じることで、再度天板側が崩れてインサートがグラつき、脱落すると想定されます。前回は強固なエポキシ2液接着剤で固定したため比較的持っていますが、いずれその外側の天板母材が脱落すればインサートも抜けてしまいます。

案1:インサート用プレートの取り付け

インサートをMDFでなく堅牢な木材のプレートに埋め込み、そのプレートを天板に埋め込むことも1案ですが、十分なネジのかかり代をもったインサートを取り付けるにはプレート側はそれ以上のの厚みが必要であり、コタツの高さを変えないためにはその厚さ文だけ天板を彫り込まないといけませんが、そのような工具は持っておらず、4本の脚のプレート分を手彫りで掘り落とすのは非常に困難なため断念しました。

案2:鉄製インサートプレートによる取り付け

木製のインサート用プレートを取り付けるくらいなら、より強度の期待できる鉄製の雌ネジを埋め込んだプレートが無いか探しました。業者に頼めば難しくもなく作ってくれそうなものではありますが、市販のサイトを探すと「マウントプレート」という名称でいくつかの品が販売されていました。その中で良さそうに思えた以下の品を購入してみました。


 

実際に届いた写真がこちらです。

サイトでは本体の厚みが明確に記載されていませんでしたが、品を測定すると約7.5mmほどの厚みがありました。

1本の脚だけを補強しようとすると高さの差が生じてしましますが、4本同時に取り付ければ差異は無く、コタツ全体の高さの中で8㎜程高さが増えても違和感は全くありませんので、このプレートで取り付けていきます。

 

4.マウントプレートによる補強

鉄製の雌ネジを有するマウントプレートは強固ではありますが、上の図の通り、ネジのかかり代は4㎜程しかなく、この点だけで保持しようするとプレートを天板へ固定する木ネジに負荷がかかり、いずれこの木ネジが抜け落ちることも予想されます。また3本の脚に前回2液接着剤で固定したインサートはまだ健全ではあるため、今のインサートを流用したまま、今回のマウントプレートの2点で取り付けることとしました。

ただしこの場合の問題点が1つあります。既設のインサートの取り付け位置は決まっているため、マウントプレートを適当に取り付けるとネジピッチが合わず、脚の雄ネジが取り付けられなくなります。そのため既設のインサートのネジを基準として、マウントプレートのネジピッチを合わせて取り付ける必要があります。そのために既設のインサートへ寸切りボルトをねじ込み、そこへマウントプレートのみをねじ込んでいき、天板にきつく止まる位置を探します。その場所で取り付けネジの位置に下穴を開け、プレートをネジで固定していきました。

 

元のインサートの取り付け状態によってマウントプレートの取りつく最適な位置が異なるため、マウントプレートの取りつけ角度がバラバラになってしまいますが、やむを得ません。普段目に付くものではないので、問題はありません。

今回インサートが脱落していた脚は、最初はインサート無しでマウントプレートだけで取り付けてみましたが、やはりグラつきが若干あるため、他と同様に2液接着剤でインサートを取り付け、そのうえでマウントプレートの取りつけを行いました。

4本の脚に同様にプレートを取り付けて完成です。

当初に比べてプレートの厚み分高さが変わっていますが、特に違和感は感じませんでした。

 

5.まとめ

鉄製のマウントプレートによって非常に脚の安定性が増しました。当分はこれで問題無いと思います。1点懸念としてはプレートをMDF天板へ木ネジで固定していることです。木ネジに引っ張り力が掛かるためいずれ木ネジの周囲のMDFが崩壊すると木ネジが抜けてくると想定されます。その場合は木ネジの部分に通し穴を付け、天板上面側に座繰り孔を掘ることで通しボルトで固定してやれば本当に強固な固定が出来ると思います。ここで天板と呼んでいる板はコタツの布団の下になる板であり、本当の最上部の天板ではなく普段目には付かない部位のため、ボルトが露出していても問題はありませんので、将来的には通しボルトでマウントプレートを取り付けようと思っています。

何かのご参考になれば幸いです。

傷だらけのスプーンの鏡面研磨による輝き復活!

1.傷だらけのスプーンの研磨

我が家で使っているスプーンは確か結婚当初に購入したもので、気に入っているものではありますが、20年近く使っているため傷だらけで艶も無くなっていました。

拡大してみると、金属たわしで洗ったのか、細かな疵が無数に入っています。

これを研磨して輝きを復活させることにしました。

 

2.ペーパーによる粗研磨

実は最初は、後で出てくる液体研磨剤(ピカール)でいきなり研磨をしたのですが、およそ艶は出たのですが、細かな疵が消えなかったため、まず耐水ペーパー(紙やすり)で表面を削って長年の疵を消してから、研磨を行いました。

(1)#1000での研磨

ペーパー研磨も最初は#2000からとか#1500からでトライしたのですが、それらでは深く入っていた傷が落としきらず、結局#1000番のペーパーから粗研磨を始めました。ここは研磨するスプーンの疵の深さによって変わりますので、適宜疵の状態を見て変えてください。いきなりピカールで十分な場合もあれば、もっと粗く#600~#800から削ったほうが良い場合もあります。

洗面器に水を溜め、#1000の耐水ペーパーを扱いやすい大きさ(私は30mm×50㎜位で使用)に切って粗研磨を始めます。ペーパーを水で濡らし、スプーンを研いでいきます。酸化したステンレスが削れて水が真っ黒になっていきますので、都度洗面器の水で洗いながら研磨を行います。すくう部分とその裏、持ち手の部分とその裏、中間の部分と、研磨状態を見ながら削り残しが無いように入念に削っていきます。

#1000での粗研磨後です。

番手が粗いため研磨疵はありますが、元のたわし?疵は消えています。

 

(2)#1200での研磨

次は#1200に番手を少し上げて、同様に研磨していきます。

#1200での研磨後です。#1000後と大きくは変わりませんが、研磨疵が細かくなっています。


(3)#1500での研磨

同様に#1500での研磨後です。艶が出始めてきました。

 

(4)#2000での研磨

ペーパーでの最後#2000番での研磨後です。

だいぶ艶が出てきたので、これで終わりにしても十分なほど改善はしていますが、これでも研磨疵は残っていますので更に磨きをかけていきます。

 

3.研磨剤による仕上げ研磨

(1)液体研磨剤ピカールによる研磨

ペーパーでの粗研磨による疵落としが終わったので、私の常習の液体研磨材ピカールで磨いていきます。ピカールは本当に万能です。金属用とうたわれていますが、金属の鉄はもちろん、通常の鉄より硬い今回のスプーンのようなステンレスでも柔らかいアルミでも、プラスティックでも塗膜でも磨くことができます。


 

要らない布にピカールを少量ずつ取って磨いていきます。この後最後にコンパウンで仕上げ磨きも行いますがこちらではあまり磨けないので、ピカールで磨き残しが無いようにしっかり磨いていきます。(作業場所を変えたので撮影背景が異なります)

十分艶は出ていますが、これでもまだ研磨疵が残っています。

 

(2)コンパウンドによる仕上げ研磨

最後はステンレス用のコンパウンドで仕上げ磨きを行います。

こちらは濃緑のペースト状のコンパウンドです。(いつも少量を取るために爪楊枝を刺しています)

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布にとってスプーンに移すとこんな感じでドロッと乗ります。本当にきれいになるのだろうかと疑ってしまいますが、信じて磨いていきます。

研磨する指先もかなり疲れてきていますが、最後のひとふんばりです。

 

4.研磨終了して輝き復活

今回3本のスプーンを研磨しましたが、正味約3時間。

指先は痛くなり、研磨紛で真っ黒になりましたが、全行程終了しました。

ほぼ新品の輝きを復活させることができました。

なおピカールなどは石油系研磨剤のため、研磨後は入念に油分の洗浄を行ってから食用にするようにしてください。今回も最初に1本だけで試し研磨しており、洗浄後に最初にスプーンをなめてみて油の臭いや変な味が無いことを確認してから多数実施しております。

以上、ご参考になりましたら幸いです。

アルミホイールの鏡面研磨~RC~

1.経緯

私の車のホイールはぱっと見は光ってはいるのですが、バイト目を残した仕上げのため、同じ車の走っている姿を見た時、意外にホイールの輝きは無いことに気付きました。これまで、ホイールのガジリ疵を削って直してきましたが、補修研磨した場所だけはピカピカになっており、手間をかければアルミホールも研磨出来ることが分かったため、ホイール全体の研磨をすることにしました。

 外観です。パッと見のツヤはあるのですが・・・

良く見ると・・・

ダイヤモンド研磨(と言うらしいですが)により、表面は研削に伴うバイト目が残されており、完全な平滑面にはなっておりません。爪を立てると、ガリガリと軽く引っ掛かるだけの凸凹があります。

ガジリ部を補修したホイールは補修した外周部だけ鏡面に研磨されて光っています。

 

2.ホイール研磨

(1)粗研磨

ガジリ補修の要領でホイルの全面研磨を行っていきます。

いくらアルミが鋼材などより柔らかいとはいえ硬い金属のため手で削るのは簡単ではありませんが、基本的には金ヤスリと粗目のサンドペーパーで削っていきます。

最初に金やすりでバイト目を落としていきます。

手で削るのが大変だったため、途中、オービタルサンダーにペーパーを付けて一部トライしたのですが、効率的に削れはしたものの、サンダーが大き過ぎ削らない予定の塗装面まで削ってしまい、その手直しで余計な手間になってしまいました・・・。

 

インパクトドライバーに研磨ビットを付けてもやってみましたが、多少は楽ではあったものの、そこまで劇的に効率的にはなりませんでした。

ということで、大変ですが地道に手作業で削っていきました。

 

(2)細研磨

バイト目が取れたら、後は金ヤスリの研磨疵をサンドペーパーで順に均していきます。

このホイールはスポークが細く削る面が小さいため、木片を小さく切ってペーパーホルダーにして使いました。

下の写真は大きさが分かりづらいですが、15㎜角ほどの木片です。

これに細く切ったサンドペーパーを巻き付けて削っていきますので、予め各番手のペーパーを細く切って用意しておきました。

最初は金やすりの粗い研削目を#100で均していきます。

なおペーパーは耐水ペーパーを使用し、水をジャブジャブかけて研磨粉を落としながら削っていきます。

#100で削った後です。

下は次に#180で研磨した後。写真では上の#100後とあまり変わりありませんが。

この後#240→#400→#600と削っていきます。

#600研磨後で下のような感じです。だいぶ疵が見えなくなってきました。

そして(#800→)#1000→(#1500→)#2000と削っていきます。

半日続けていると手が腱鞘炎になってきます。上記の(**)の番手は使ったり飛ばしたりです。疲れて来て、こまめに番手を上げていく意義も良く分からなくなり、ラフになった所もあります…

下は#2000のペーパーまで削った後です。ほぼツルツルの状態まで仕上がり、鈍いツヤは出ています。

大量のペーパーカスが。

洗浄用の水も木片も真っ黒になります。

 

 

(3)磨き研磨

①仕上げ研磨1(ピカール)

通常のペーパーは#2000までのため、ここからは研磨剤で磨きます。いつものピカールを使います。やっぱりコスパは最高です。

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布にピカールを出し、磨き上げていきます。この時もペーパーと同じように木片に布を巻き付けて磨くと磨きやすいです。

ピカールだけでも十分輝きが出ました。


②仕上げ研磨2(#9800)
ピカールでも十分な輝きは出ているのですが、その上を追求したく、#9800研磨剤で更に仕上げ研磨を行いました。


 

ピカールが通所#3000番手位の砥粒と言われていますので、#9800はピカールよりかなり高番手の研磨剤となります。これもピカールと同様に布に付けて研磨していきます。番手の異なる研磨剤を使った研磨の一般論ですが、番手を変える際は必ず布は変えます。ピカールの粗い砥粒の残った布で#9800研磨をしてもいつになってもピカールの研磨にしかなりませんので、面倒でもこまめに布は変えましょう。

#9800で研磨をするとだいぶ鏡面になりました。

 

3.クリア塗装?

 非常な苦労をしてやっとアルミホールの鏡面研磨ができました。

ただ、アルミは錆びないイメージがありますが、雨などで少しずつ白錆が発生してきます。そのため、アルミの加工をした後は表面保護のため、クリア塗装をするのが一般的のようです。なので、クリア塗装を行ってみました。

クリアスプレーとその前の脱脂材を用意します。


 


 

最初に、関係のない場所に塗装が付かないようにマスキングを行います。私のホイールはスポークの隙間からブレーキパッドが露出しているため、このままスプレーするとパッドまで塗装されてしまうので、マスキングが必須です。スポークに合わせて型を取り、厚紙を切って貼り付けました。

かなり不格好ですが、しょうがないです。

塗装部分を良く脱脂し、そこへスプレーをしていきます。一度にスプレーし過ぎると液だれしてくるため、1回は少なめに、2~3回スプレーします。

スプレーした結果は以下のような感じです。下地が鏡面なのでまぁまぁのツヤはありますが、元の素地に比べると格段に輝きは落ちてしまいました。(残念・・・)

 

なお、実はここに至る前に私は1つ間違えをしてしまったのですが、ネット記事などで「アルミホイル塗装をする際は『足付け』が重要」と注記されています。特に研磨されたアルミの表面はツルツルで塗装が付着しないため、食いつきが良くなるように表面を少し荒らしておいて塗装をするというもので、DIYの世界でも良く行っている事のため、踏襲してしまいました。

まず、磨き上げたホイル表面を再度#800番程度のペーパーで削って荒らします。

本当にこの疵消えるのかなと思いつつ、この後クリアスプレー塗装を行ったのですが・・・

やっぱり疵が消えない!!

良く調べると、足付けは色付き塗装の場合に行うもので、クリア塗装の場合は行わないとのこと。今回試しに1ブロックだけで試して良かったです・・・。ということでこの足付けを行った場所は再度クリアスプレーを削り落とし、荒らした面も#1000程度から研磨をやり直して元に戻しました。

 

で、悩んだ末、クリアスプレーは行わないこととしました。ツヤを優先です!

何か月後かに白く錆が出てくるのは想定内とし、その時に再度仕上げ研磨だけすれば良いのかと考えました。
白錆の出てくる頻度と再研磨の手間によってはやはりクリア塗装をするかもしれないですが、しばらくはこのまま艶を楽しむことにします。

 

ガス台周りのコーキング補修

1.経緯

築15年、ガス台から流し周りのコーキングが劣化し、キワが浮かび上がってきました。コーキングは新築時や外壁塗装時に仕上げが悪いと言って業者に手直しを言ってきていたため、素人が簡単に手を出してうまくいかないとは分かっていたので、なかなか踏ん切りがつかずにいたのですが、ついに重い腰を上げてコーキングのやり直しをすることとしました。

 

2.事前準備

(1)道具の準備

ホームセンターにはコーキングガンとそのためのボトルが多数売られていますが、今補修せねばならない箇所は僅かであり、家じゅうのコーキングをやり直すつもりは無かったので、小補修用の小さなコーキングキットで手始めにやってみることとしました。

(後で考えるとコーキングガン1式を用意しても良かった。。。)

 なおコーキングに関しては全くの素人のため、ネットでDIYコーキングのやり方を予習したところ、以下の手順で行います。

 ①既設コーキング除去

 ②マスキング

 ③コーキング

コーキング後のヘラの選定などの注意もありましたが、キットに付属のヘラで作業するため、これで頑張るしかありません。

(2)コーキングの練習

経験ゼロで一発本番になるため、一度練習をしておきます。(写真撮り忘れました)

要らない段ボール箱を組合わせて90度の角を作り、そこにコーキングをしてみます。

本番同様に角面から5㎜程の所にマスキングテープを貼り、その間にコーキングを注入、ヘラで均していきます。均一な力で均一な速度で均していかないとすぐムラになるため、そこを注意していきます。

 

3.既設コーキングの除去

さてまず既設コーキングの除去です。

既設除去からコーキングのために必要そうな道具を倉庫から引っ張りだしました。

既設コーキングを切るためのカッターナイフ、その後のコーキングを取るためのマイナスドライバー、ピン、ラジオペンチ、コーキングの残りをこさぎ落とすためのスクレーパー(でかい物しか手元に無く)、鋼尺、マスキングテープ。

まず、既設のコーキングに沿ってナイフで切れ目を入れます。通常は90度の2面にコーキングされているケースが多いはずですが、それぞれの面に沿って、面から剥がすように切れ目を入れていきます。2面両方から切れ目を入れたら、後はコーキングを取り除きます。ただ中々綺麗に切れ目を入れる事も難しいため、綺麗にコーキングを取ることも難しいです。ドライバーやピンで端部を引っ張り出してそこをラジオペンチでつかんで引きはがしていきます。綺麗に取れると気持ちが良い~。

 

4.コーキング

既設が取れたら、次はマスキングです。

マスキングテープでコーキングする箇所を各エッジから5㎜~7㎜程度の幅を持たせてマスキングテープで貼っていきます。コーナー部はテープを貼り合わせてなんとなくRを作っていきます。

マスキングができたら、いよいよコーキングです。

既設コーキングが2面の隙間奥まで除去できていたら、奥までコーキング材が充填されるように絞り出しながら、均一に盛っていきます。乾燥が早く、乾き始めると表面の均しが難しくなるため、一度にあまり長い距離を行わないようにします。ある程度の直線が盛り終わったらヘラで均していきます。今回は付属のヘラで均します。(やはり付属の物はあまり良くなかったです。ゴムヘラを買った方が良かったかな。)乾燥する前に手早く均して聞きます。ある程度綺麗になったら、乾く前にマスキングテープを剥がします。基本はこれで後は乾くのを待つだけですが、マスキングのキワの部分で盛り過ぎの状態だとテープを剥がした時にめくれ上がった形になってしまいます。また途中でいじくり過ぎて表面が乱れてしまった箇所も作ってしまいまいした・・・涙。

このような場合は後で指で修正するしかありません。指先に中性洗剤を付けて固まりかけたコーキングの表面を均していきます。これである程度は綺麗になりますが、最終手段と思った方が良いでしょう。上の写真の場所はこの位にはなりました。

さすがに最初から綺麗にはいきませんが、まずまずでしょうか。

2回目に行った下の写真の横方向直線部の場所はある程度綺麗にできたかと思っています。

反省点は多いですが、機会あれば他の場所へもトライしていきます。

 

Lexus RC Fスポーツグリルへの交換

【お断り】当ブログはDIYのブログですが、本投稿はDIYではありません。

     業者にやってもらっているものです。悪しからず。

 

1.経緯

1年前スポーツクーペを物色していた時、街中を走っていた1台のクーペに目が止まりました。今どきはスポーツタイプの車はあまり人気が無いようで、スーパーカー世代には車のラインナップは寂しく、86やロードスターも良い車ですが50過ぎのおじさんには若過ぎるかと悩んでいた時でした。私の好きな流線形のフォルムで、大き過ぎず、コンパクトに若過ぎず。Lexusでしたが、追い付いてリアを見ると「RC」とのエンブレム。新車のレクサスは手が出ませんが、中古を探すと3万㎞以下でも色々あり、飛びついて買ってしまったのでした。

前の車の車検が迫っていたこともあり、余り調べずにノーマルタイプのRC-300Hを買ったのですが、乗り始めて周りのLexusを見ると最近(2023)はメッシュタイプのグリルがほとんどなことを知りました。私の車は上の写真のようにスピンドル型ではありますが、縦縞のグリル。少し古いと横縞タイプ。Lexus乗ってる人でなければ知らないし気にもしないとは思いますが、グリルを見て新しい古いが分かってしまうのです。RCは同年代のものでも「Fスポーツ」というバージョンはメッシュグリルを使っているため、Fスポーツのグリルへの交換を行いました。

 

2.グリル探索

ネットを見るとRCのノーマルグリルをFスポーツグリルへ交換した記事がいくつかありましたが、LexusのディーラーはFスポーツグリルへの交換は嫌がるとのコメントもあり、ディーラーへ依頼するのは敬遠しました。自分で交換し、丁寧にその手順まで記載した記事もあったのですが、DIYは慣れていても車を分解する勇気は無く、車を持ち上げるリフターが必要との記載もあり、さすがに自分で交換するのも断念しました。そもそもFスポーツのグリルを入手せねばなりませんが、オークションや中古市場にも時々出た形跡があるものの、1年近くウォッチしていましたがほぼ出回ってきませんでした。こうしてグリル交換をしたいけど替えられずに悶々と過ごしておりました。

 

3.業者の決定

そんな折、嫁の車が事故ってしまい近場の修理屋で直してもらったのですが、非常に良心的な価格だったため、その店にRCのグリル交換を相談したところ、対応できると言ってくれたのです。

グリルは中古でも良いと言って、中古品も探してもらったのですが、その時点で市場には無かったことと、中古品は変形などしていることも多く勧められないとのことで、新品を手配してもらうこととしました。ちなみに新品はグリル周囲の銀色のモールなど3点のセットになっているとのこと。またナンバープレートのフレームも交換が必要です。Lexus純正品の新品となるためそれなりの価格も覚悟したのですが、思ったよりも安価だったため、この修理屋で部品手配を依頼しました。

 

4.グリル交換

部品発注を依頼して数日で修理屋へ部品が納品されたため、車を預け、グリル交換をしてもらいました。お昼前に預けてその日の夕方には交換が完了しました。

Fスポーツのメッシュグリルになりました。

メッシュグリルの方がカッコいいかと言うと、必ずしもそうでも無いとは思っています。ただ今どきの顔になったということで、5年分位は若返ったと思っています。

今回のグリル交換は8万円台で出来ました(部品代+工賃)。この金額で今後しばらく新車のような気持ちでこの車に乗れると思えば安いものと思っています。

以上です。ご参考までに。

 

アルミホイールのガジリ補修~RC~

1.経緯

会社からの帰り道、右折待ちしている車の横を抜けようとして、ガリ!とやってしまいました。

あーあ。問題無いと思っていたのに・・・

2.ガジリ

取り敢えず気を落ち着けて家へ帰ります。

翌日改めて見てみました。

リムの部分をガジってますが、思ったよりは軽傷でした。もっと激しくやってしまったような衝撃でしたが。

こんな感じのリムのガジリをほぼ半周。左前だけで済みました。

 

3.DIYでの補修

元々中古で買った時点から同様なガジリがあって補修していたので、今回も自分で治すこととしました。

まず酷いガジリを落とす必要があります。やすりで削っても良いのですが、もう少し効率的に削れないかと思い、インパクトドライバーへ取り付けるグラインダービッドを使ってみることとしました。

粗度は粗くないためそこまで良くは削れませんが、それでも手で削るよりは効率的に削ることが出来ました。ビッドを使っての粗研削後がこんな感じでした。

大きなガジリが取れたので、後はペーパーで研磨していきます。
まずは#100番のペーパーから、#180、#240、#320、#400、と番手を上げて研磨していきます。

後は#600、#800、#1000、#2000へ研磨し、最後はピカールで研磨すれば十分なツヤが出ました。

十分綺麗になったのですが、素地のバイト目ごと削って補修部だけ鏡面研磨になってしまいました。
別で報告しますが、今回を機にホイール全体の研磨をすることになってしまいました。

取り敢えずは同じようにガジらないように気を付けて運転します。