【DIY】車の塗装の鏡面復活
1.経緯
私の愛車FITは残念ながら最初から塗装はあまり上質ではない。新車の時にコーティングもしていたが、ワックスを掛けてもノリが悪く、あまり艶も出ない。それに従ってあまり手を掛けなくなってしまっていたが、塗膜を鏡面化してみようと思った。
2.元の塗装面
HONDAを非難するつもりは無く、安価な車なので仕方の無い事なのですが、FITの塗装は決して良くはありません。写真では分からないかもしれませんが、塗面を良く見るとアバタ状に凹凸があります。
下の写真はフェンダーの部分ですが、ザラザラとあばたのようなものが表面に無数にあるため、これではワックスが乗らずツヤが出ません。
(写真の画質が悪い訳ではありません。写り込んだ私の顔の部分は加工してます)
リアも同様です。
運転席上のピラーとルーフです。ワックスを掛けた直後なので光って見えますが、ワックスのノリが悪く、艶が出ていません。
3.処置
3-1.研磨剤研磨処置
塗装面に凹凸があるためにいくらワックスを乗せても決してツヤは出ません。
まずはこの凹凸を平らにしないといけませんが、ここで使ったのは金属研磨剤ピカールです。塗膜を削ることになりますので、反対する人も多いと思いますが、ひどいあばたのため、細粒のコンパウンドでは取れないため、ピカールを使いました。薄い塗装被膜に対して金属用の研磨剤のため、掛け過ぎないように十分注意してください。もちろん目立たない所で一連の作業を試して問題の無いことを確認してから、全体の作業をしています。
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以下ピカールでの研磨後の写真ですが、この段階では細かい傷が一面に出ます。本当に消えるのか心配になります・・・
フロントバンパー。
リア部。
ルーフピラー。
3-2.ワックス研磨
ピカールでの研磨が終わったら、普通にワックスを掛けていきます。
4.処置後
以下ワックス後の写真です。ほぼ鏡面になりました。新車の時よりきれいになったと思います。黒のツヤが出るだけで高級感が上がります。
なお一部(最後の写真のリアピラーだけ)はワックスの前に#12000のコンパウンドを使いましたが、ほとんどは使用せずに以下の状態です。
手間をかければ輝きが出るものです。
もう少し早くトライすれば良かったです。