れきょぱのDIY紀行

DIY記録を書いていきます。誰かの参考になると幸いです。

 

【DIY】車のヘッドライトカバーの黄ばみ除去

1.経緯

我が愛車のFITも購入して9年目に入り、ヘッドライトカバーの黄ばみが目立ってきました。


これほど材料開発が進んでいるのにあのライトカバーの黄ばみは改善されないですね…。このカバーの黄ばみがあるだけで車はとっても古臭く見えてしまいます。カバーの黄ばみは紫外線などによる樹脂材質の変化のため、黄ばんでしまったらカバーは交換するしかないと言うような記事もありますが、交換までする気にもなれず放置してきましたが、黄ばんだカバーを良く見ると、表面が荒れているようにも見えたため、ダメで元々で表面を磨いてみたら見事にカバーの黄ばみを取ることができたので記事にしました。

2.試し処置

いきなり全体を研磨して、取り返しのつかない状態へ悪化させてしまう可能性も高かったため、まず最初に端の方で試してみることとしました。

手法は次の項で説明しますが、きれいに黄ばみが取れることが分かったため、全体の処置を行うこととしました。

3.ヘッドライトカバーの研磨

➀初期状態

処置する前のヘッドライトカバーの状態です。

かなり不透明で濁った感じになっており、照度にも影響出ているのではないかと懸念してしまいます。

②研磨方法

カバーの研磨は、まず最初に#2000番の耐水ペーパーで表面を削り(粗研磨)、その後研磨液(ピカール)、WAXで磨き上げることとしました。

③粗研磨~ペーパー研磨~

黄ばんだ樹脂製ライトカバーの表面はザラザラと荒れて濁った状態になっていたため、まずこの部分を#2000番の耐水ペーパー(紙ヤスリ)で削り落としました。

水で濡らしながら磨いていきますが、液がどんどん茶色になっていき、黄ばんだ樹脂カバーが削り落とされているのを実感します。また最初はザラザラとした感触があったものが、段々ツルツルに変わっていくのも感じます。

全体の黄ばみとザラザラ感が消え、ツルツルになったら終了して、水洗いします。

上の写真は水洗いした直後(濡れてる状態)で、「これだけで意外にきれいじゃないか?」と思ったのですが、水分が乾いたら、

こんなに完全に曇ってしまいました・・・明らかに最初より悪化。

ホントにきれいになるのか心配になってしまいます。

④仕上げ研磨~研磨液磨き~

上記のように傷だらけに曇ってしまったライトカバーを磨き上げていきます。

ここで使うのが(有名な)『ピカール』です。


 

ピカールは金属用の研磨液ではありますが、要は細かい研磨剤の入った液剤なので、私は何にでも使っており、今回は透明な樹脂に対してですが、使ってみることとしました。

布にピカールを適量取り、少しずつ磨いていきます。下の写真は外側半分をピカールで磨いた所です。見事に透明になり元の輝きを取り戻しています。

こうして左右のヘッドライトを磨き上げました。

 

⑤仕上げ:ワックス研磨

ここまでで十分元の輝きは取り戻せていますが、樹脂カバーを研磨剤で削っているため表面には細かい傷がついております。それを無くすために使うのが、(車用の)ワックスです。ヘッドライトカバーなのでワックスの艶は不要なのですが、車用ワックスには細かい研磨剤が含まれているため、細かな疵を無くしてくれます。

 普段のワックス掛けと同じように適量を布に取り、カバーに塗布していきますが、ここでは研磨が目的なので、”ワックスを乗せるだけ”ではなく、ある程度力を入れて磨き込みます。それでも小さな範囲なので簡単。

 

4.ライトカバーの復活!

 

全工程で1時間程度だったでしょうか。写真で違いを感じて頂けるか微妙ですが、実物は処理前後で全く別物で、古臭く黄ばんだヘッドライトが新品の透明さを取り戻せました。どこにでも安価に売ってる紙ヤスリと研磨液で、自分でこんなに簡単に綺麗に復活できるとは思いませんでした。

(ちなみにボンネットもピカール研磨で新車(以上?)に輝いています)

もっと早くにトライすれば良かったです。

同じことに悩んでいる人の助けになれば幸いです!!