れきょぱのDIY紀行

DIY記録を書いていきます。誰かの参考になると幸いです。

 

ポーチから庭への通路作成~第2章 施工10年後の改造(2019年7月)

門~庭への通路作成 第2章 レイアウト変更

 「外構は変化に富んでなければならない」

何かの本で読んだ外構デザインにおける基本事項。直線の連続など単調な作りにしてはいけないというもの。全くその通りだった。第1章での通路の施工にて、雨上がりもぬかるみの上を歩くことなく心地よく歩けるようになったが、直線状の踏み石配置に対し、10年経過して変化が欲しくなってきた。玄関周りの植樹を全て伐採してレイアウトが若干変わったのを機会に通路の配置に変化を与えてみることにした。

 下の写真はレイアウト変更前(家側防犯砂利との境界レンガを取っ払った後だが)。防草シートの隙間から草がたくさん生えてしまった。

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レイアウト

今回踏み石の動線にカーブを与えてみることにした。配置変更に合わせて、踏み石のピッチが700mmだったが、これから歳を取ることも考えて今回600mmに変更する。

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砂利洗浄

前回の小さな失敗だが、化粧砂利の下に防草シートを敷くまでは良かったのだが、踏み石やエッジングとの境界(接点)までは敷設不要と思ってシートの隙間が空いていたのだが、雨が降るとそこから土が流れ出し、化粧砂利の下層は泥だらけになっていた。そのため、今回踏み石の配置変更で砂利を一度どけないといけないが、その際に泥だらけの砂利を一度全て洗浄せねばならず、えらい大労働となってしまった。今回施工に際してはシートに覆われていない土の部分は露出させずきっちりとシールするように留意する。(下の写真は化粧砂利をどけた後の泥だらけの防草シート)

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下写真の上部の花壇の横の山は洗浄して仮置きしている化粧砂利。下の壁沿いの山は防犯砂利。

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踏み石の再配置

 一度施工した踏み石を再度外し、レイアウト図を基に再配置していく。

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 配置仮置きが完了したら、相互のレベルが合うように配慮しながらモルタルで固定していく。

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エッジング施工1

動線を曲線に変えた踏み石に合わせ、両サイドにレンガでのエッジングを施す。

まずレンガの選定。

最近家の近くのホームセンターで扱っているレンガの種類が激減していたため、どこでどういうレンガを選ぶか悩んでいたが、家から車で1時間程の距離のホームセンター(ハンズマン)に非常に多くの種類のレンガが扱われていることを聞き、早速見に行くと本当に数十種類のレンガがあり、ようやく選定することができた。周囲との取り合いで小型のレンガが適正であったたため、150mm×75mm×40mmの新燃岳レンガをチョイスした。

まずお隣さん側のエッジングは小花壇とするため、通常の施工を行う。設置位置を決め、隣との境界ブロックとレンガの天板レベルを合わせるように基礎レベルを調整し、バラスを投入、タンパーで転圧していく。

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バラス処理が出来たら順次レンガをモルタルで施工していく。最端部は形状を合わせてレンガをディスクグラインダーでカットし取り付ける。

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今回踏み石側に合わせて一定の距離を空けるようにレンガの位置をセットしていったが、エッジング単独での形状を配慮していなかったため、直線的な部分もあってしまい、形状は失敗・・・。気づいたのがモルタルでの固定を全て終わった後のため修正できず、後悔の残る形状になってしまった。慌てて施工するものではありません。

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防草シート処理

先に述べたように、前回施工の際の防草シートは隙間が多く土砂が大量に流れ込んでしまっていたため、今回は防草シートをシール処理する。

なお前回施工していた緑色の防草シートはデュポン製のザバーンという安くない防草シートでしたが、非常に耐久性があり、10年間泥に埋まっていた状態だったが、表面の毛羽立ちや汚れの付着はあるものの、機能的には全く問題なく、今回も再加工して接合するなどして再利用することができた。一方でザバーンが不足しために近くのホームセンターで購入して使っていた編み込みの防草シートは端部がほつれてボロボロになり、編み目もほどけて雑草が生えてくるなど全く再利用に耐えられない状況で、長く使うものは多少高価でも良い物を使った方が良いと痛感しました。


 

シート同士を最初は釘などで打ち込んで接合していたが隙間が生じて泥が流入してくるため、シートの接合部は樹脂用セメダインで接着させていった。また踏み石や壁面などとの接合部で隙間が生じる部分は屋根の防水用コーキング材でシールを実施した。

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エッジング施工2

壁際のエッジングには防犯砂利を投入する。通常のレンガ施工はバラスを投入して基礎固めをした後にモルタルを練ってレンガを設置していくが、先に防草シートを処理しているため、簡易施工とするためにモルタルを使わず、コンクリートボンドにてレンガを防草シートへ接着することとした。シートに乗せているだけに近くレベル調整は出来ないため、予め転圧して下地レベルをしっかりと出しておく必要がある。その上でコンクリートボンドでシートとレンガ、レンガ同士を固定していった。ただし下地が微妙にフラットでない場合レンガの角度もそれに倣ってしまうため、ボンドが固着するまではクランプを使用して両隣との固定を行っていった。

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 庭側のエッジングも同様に施工。

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こうしてエッジングレンガの施工と防草シートの処理が大体完成。

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庭の物置前までも同様に防草シート処理を実施。

なお元の防草シートが足りなくなったため以下追加で手配。編み込み型のシートは耐久性無く失敗だったため、ヂュポンとまでいかないが耐久性のありそうなものをチョイス。本当に耐久性があるかは10年後のお楽しみ(いや5年で分かるかな)。


 

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化粧砂利を戻して完成のつもりが、改造前に対して化粧砂利の面積が増えたようで砂利が足りない。10年前に砂利を買ったホームセンターに行くと同じものが売っていた。

クラッシュぺブルのミックスとホワイトをブレンドしていたので同じように調達。今回10㎏袋を15袋投入して完了。昨年秋から施工開始して、北風の拭きすさむ冬場は中断したが、半年越しの改造工事がようやく完了しました。

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