れきょぱのDIY紀行

DIY記録を書いていきます。誰かの参考になると幸いです。

 

アルミホイールの鏡面研磨~RC~

1.経緯

私の車のホイールはぱっと見は光ってはいるのですが、バイト目を残した仕上げのため、同じ車の走っている姿を見た時、意外にホイールの輝きは無いことに気付きました。これまで、ホイールのガジリ疵を削って直してきましたが、補修研磨した場所だけはピカピカになっており、手間をかければアルミホールも研磨出来ることが分かったため、ホイール全体の研磨をすることにしました。

 外観です。パッと見のツヤはあるのですが・・・

良く見ると・・・

ダイヤモンド研磨(と言うらしいですが)により、表面は研削に伴うバイト目が残されており、完全な平滑面にはなっておりません。爪を立てると、ガリガリと軽く引っ掛かるだけの凸凹があります。

ガジリ部を補修したホイールは補修した外周部だけ鏡面に研磨されて光っています。

 

2.ホイール研磨

(1)粗研磨

ガジリ補修の要領でホイルの全面研磨を行っていきます。

いくらアルミが鋼材などより柔らかいとはいえ硬い金属のため手で削るのは簡単ではありませんが、基本的には金ヤスリと粗目のサンドペーパーで削っていきます。

最初に金やすりでバイト目を落としていきます。

手で削るのが大変だったため、途中、オービタルサンダーにペーパーを付けて一部トライしたのですが、効率的に削れはしたものの、サンダーが大き過ぎ削らない予定の塗装面まで削ってしまい、その手直しで余計な手間になってしまいました・・・。

 

インパクトドライバーに研磨ビットを付けてもやってみましたが、多少は楽ではあったものの、そこまで劇的に効率的にはなりませんでした。

ということで、大変ですが地道に手作業で削っていきました。

 

(2)細研磨

バイト目が取れたら、後は金ヤスリの研磨疵をサンドペーパーで順に均していきます。

このホイールはスポークが細く削る面が小さいため、木片を小さく切ってペーパーホルダーにして使いました。

下の写真は大きさが分かりづらいですが、15㎜角ほどの木片です。

これに細く切ったサンドペーパーを巻き付けて削っていきますので、予め各番手のペーパーを細く切って用意しておきました。

最初は金やすりの粗い研削目を#100で均していきます。

なおペーパーは耐水ペーパーを使用し、水をジャブジャブかけて研磨粉を落としながら削っていきます。

#100で削った後です。

下は次に#180で研磨した後。写真では上の#100後とあまり変わりありませんが。

この後#240→#400→#600と削っていきます。

#600研磨後で下のような感じです。だいぶ疵が見えなくなってきました。

そして(#800→)#1000→(#1500→)#2000と削っていきます。

半日続けていると手が腱鞘炎になってきます。上記の(**)の番手は使ったり飛ばしたりです。疲れて来て、こまめに番手を上げていく意義も良く分からなくなり、ラフになった所もあります…

下は#2000のペーパーまで削った後です。ほぼツルツルの状態まで仕上がり、鈍いツヤは出ています。

大量のペーパーカスが。

洗浄用の水も木片も真っ黒になります。

 

 

(3)磨き研磨

①仕上げ研磨1(ピカール

通常のペーパーは#2000までのため、ここからは研磨剤で磨きます。いつものピカールを使います。やっぱりコスパは最高です。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

日本磨料工業 12100 ピカール 金属磨き 300g 送料無料
価格:795円(税込、送料無料) (2024/1/20時点)


 

布にピカールを出し、磨き上げていきます。この時もペーパーと同じように木片に布を巻き付けて磨くと磨きやすいです。

ピカールだけでも十分輝きが出ました。


②仕上げ研磨2(#9800)
ピカールでも十分な輝きは出ているのですが、その上を追求したく、#9800研磨剤で更に仕上げ研磨を行いました。


 

ピカールが通所#3000番手位の砥粒と言われていますので、#9800はピカールよりかなり高番手の研磨剤となります。これもピカールと同様に布に付けて研磨していきます。番手の異なる研磨剤を使った研磨の一般論ですが、番手を変える際は必ず布は変えます。ピカールの粗い砥粒の残った布で#9800研磨をしてもいつになってもピカールの研磨にしかなりませんので、面倒でもこまめに布は変えましょう。

#9800で研磨をするとだいぶ鏡面になりました。

 

3.クリア塗装?

 非常な苦労をしてやっとアルミホールの鏡面研磨ができました。

ただ、アルミは錆びないイメージがありますが、雨などで少しずつ白錆が発生してきます。そのため、アルミの加工をした後は表面保護のため、クリア塗装をするのが一般的のようです。なので、クリア塗装を行ってみました。

クリアスプレーとその前の脱脂材を用意します。


 


 

最初に、関係のない場所に塗装が付かないようにマスキングを行います。私のホイールはスポークの隙間からブレーキパッドが露出しているため、このままスプレーするとパッドまで塗装されてしまうので、マスキングが必須です。スポークに合わせて型を取り、厚紙を切って貼り付けました。

かなり不格好ですが、しょうがないです。

塗装部分を良く脱脂し、そこへスプレーをしていきます。一度にスプレーし過ぎると液だれしてくるため、1回は少なめに、2~3回スプレーします。

スプレーした結果は以下のような感じです。下地が鏡面なのでまぁまぁのツヤはありますが、元の素地に比べると格段に輝きは落ちてしまいました。(残念・・・)

 

なお、実はここに至る前に私は1つ間違えをしてしまったのですが、ネット記事などで「アルミホイル塗装をする際は『足付け』が重要」と注記されています。特に研磨されたアルミの表面はツルツルで塗装が付着しないため、食いつきが良くなるように表面を少し荒らしておいて塗装をするというもので、DIYの世界でも良く行っている事のため、踏襲してしまいました。

まず、磨き上げたホイル表面を再度#800番程度のペーパーで削って荒らします。

本当にこの疵消えるのかなと思いつつ、この後クリアスプレー塗装を行ったのですが・・・

やっぱり疵が消えない!!

良く調べると、足付けは色付き塗装の場合に行うもので、クリア塗装の場合は行わないとのこと。今回試しに1ブロックだけで試して良かったです・・・。ということでこの足付けを行った場所は再度クリアスプレーを削り落とし、荒らした面も#1000程度から研磨をやり直して元に戻しました。

 

で、悩んだ末、クリアスプレーは行わないこととしました。ツヤを優先です!

何か月後かに白く錆が出てくるのは想定内とし、その時に再度仕上げ研磨だけすれば良いのかと考えました。
白錆の出てくる頻度と再研磨の手間によってはやはりクリア塗装をするかもしれないですが、しばらくはこのまま艶を楽しむことにします。

 

ガス台周りのコーキング補修

1.経緯

築15年、ガス台から流し周りのコーキングが劣化し、キワが浮かび上がってきました。コーキングは新築時や外壁塗装時に仕上げが悪いと言って業者に手直しを言ってきていたため、素人が簡単に手を出してうまくいかないとは分かっていたので、なかなか踏ん切りがつかずにいたのですが、ついに重い腰を上げてコーキングのやり直しをすることとしました。

 

2.事前準備

(1)道具の準備

ホームセンターにはコーキングガンとそのためのボトルが多数売られていますが、今補修せねばならない箇所は僅かであり、家じゅうのコーキングをやり直すつもりは無かったので、小補修用の小さなコーキングキットで手始めにやってみることとしました。

(後で考えるとコーキングガン1式を用意しても良かった。。。)

 なおコーキングに関しては全くの素人のため、ネットでDIYコーキングのやり方を予習したところ、以下の手順で行います。

 ①既設コーキング除去

 ②マスキング

 ③コーキング

コーキング後のヘラの選定などの注意もありましたが、キットに付属のヘラで作業するため、これで頑張るしかありません。

(2)コーキングの練習

経験ゼロで一発本番になるため、一度練習をしておきます。(写真撮り忘れました)

要らない段ボール箱を組合わせて90度の角を作り、そこにコーキングをしてみます。

本番同様に角面から5㎜程の所にマスキングテープを貼り、その間にコーキングを注入、ヘラで均していきます。均一な力で均一な速度で均していかないとすぐムラになるため、そこを注意していきます。

 

3.既設コーキングの除去

さてまず既設コーキングの除去です。

既設除去からコーキングのために必要そうな道具を倉庫から引っ張りだしました。

既設コーキングを切るためのカッターナイフ、その後のコーキングを取るためのマイナスドライバー、ピン、ラジオペンチ、コーキングの残りをこさぎ落とすためのスクレーパー(でかい物しか手元に無く)、鋼尺、マスキングテープ。

まず、既設のコーキングに沿ってナイフで切れ目を入れます。通常は90度の2面にコーキングされているケースが多いはずですが、それぞれの面に沿って、面から剥がすように切れ目を入れていきます。2面両方から切れ目を入れたら、後はコーキングを取り除きます。ただ中々綺麗に切れ目を入れる事も難しいため、綺麗にコーキングを取ることも難しいです。ドライバーやピンで端部を引っ張り出してそこをラジオペンチでつかんで引きはがしていきます。綺麗に取れると気持ちが良い~。

 

4.コーキング

既設が取れたら、次はマスキングです。

マスキングテープでコーキングする箇所を各エッジから5㎜~7㎜程度の幅を持たせてマスキングテープで貼っていきます。コーナー部はテープを貼り合わせてなんとなくRを作っていきます。

マスキングができたら、いよいよコーキングです。

既設コーキングが2面の隙間奥まで除去できていたら、奥までコーキング材が充填されるように絞り出しながら、均一に盛っていきます。乾燥が早く、乾き始めると表面の均しが難しくなるため、一度にあまり長い距離を行わないようにします。ある程度の直線が盛り終わったらヘラで均していきます。今回は付属のヘラで均します。(やはり付属の物はあまり良くなかったです。ゴムヘラを買った方が良かったかな。)乾燥する前に手早く均して聞きます。ある程度綺麗になったら、乾く前にマスキングテープを剥がします。基本はこれで後は乾くのを待つだけですが、マスキングのキワの部分で盛り過ぎの状態だとテープを剥がした時にめくれ上がった形になってしまいます。また途中でいじくり過ぎて表面が乱れてしまった箇所も作ってしまいまいした・・・涙。

このような場合は後で指で修正するしかありません。指先に中性洗剤を付けて固まりかけたコーキングの表面を均していきます。これである程度は綺麗になりますが、最終手段と思った方が良いでしょう。上の写真の場所はこの位にはなりました。

さすがに最初から綺麗にはいきませんが、まずまずでしょうか。

2回目に行った下の写真の横方向直線部の場所はある程度綺麗にできたかと思っています。

反省点は多いですが、機会あれば他の場所へもトライしていきます。

 

Lexus RC Fスポーツグリルへの交換

【お断り】当ブログはDIYのブログですが、本投稿はDIYではありません。

     業者にやってもらっているものです。悪しからず。

 

1.経緯

1年前スポーツクーペを物色していた時、街中を走っていた1台のクーペに目が止まりました。今どきはスポーツタイプの車はあまり人気が無いようで、スーパーカー世代には車のラインナップは寂しく、86やロードスターも良い車ですが50過ぎのおじさんには若過ぎるかと悩んでいた時でした。私の好きな流線形のフォルムで、大き過ぎず、コンパクトに若過ぎず。Lexusでしたが、追い付いてリアを見ると「RC」とのエンブレム。新車のレクサスは手が出ませんが、中古を探すと3万㎞以下でも色々あり、飛びついて買ってしまったのでした。

前の車の車検が迫っていたこともあり、余り調べずにノーマルタイプのRC-300Hを買ったのですが、乗り始めて周りのLexusを見ると最近(2023)はメッシュタイプのグリルがほとんどなことを知りました。私の車は上の写真のようにスピンドル型ではありますが、縦縞のグリル。少し古いと横縞タイプ。Lexus乗ってる人でなければ知らないし気にもしないとは思いますが、グリルを見て新しい古いが分かってしまうのです。RCは同年代のものでも「Fスポーツ」というバージョンはメッシュグリルを使っているため、Fスポーツのグリルへの交換を行いました。

 

2.グリル探索

ネットを見るとRCのノーマルグリルをFスポーツグリルへ交換した記事がいくつかありましたが、LexusのディーラーはFスポーツグリルへの交換は嫌がるとのコメントもあり、ディーラーへ依頼するのは敬遠しました。自分で交換し、丁寧にその手順まで記載した記事もあったのですが、DIYは慣れていても車を分解する勇気は無く、車を持ち上げるリフターが必要との記載もあり、さすがに自分で交換するのも断念しました。そもそもFスポーツのグリルを入手せねばなりませんが、オークションや中古市場にも時々出た形跡があるものの、1年近くウォッチしていましたがほぼ出回ってきませんでした。こうしてグリル交換をしたいけど替えられずに悶々と過ごしておりました。

 

3.業者の決定

そんな折、嫁の車が事故ってしまい近場の修理屋で直してもらったのですが、非常に良心的な価格だったため、その店にRCのグリル交換を相談したところ、対応できると言ってくれたのです。

グリルは中古でも良いと言って、中古品も探してもらったのですが、その時点で市場には無かったことと、中古品は変形などしていることも多く勧められないとのことで、新品を手配してもらうこととしました。ちなみに新品はグリル周囲の銀色のモールなど3点のセットになっているとのこと。またナンバープレートのフレームも交換が必要です。Lexus純正品の新品となるためそれなりの価格も覚悟したのですが、思ったよりも安価だったため、この修理屋で部品手配を依頼しました。

 

4.グリル交換

部品発注を依頼して数日で修理屋へ部品が納品されたため、車を預け、グリル交換をしてもらいました。お昼前に預けてその日の夕方には交換が完了しました。

Fスポーツのメッシュグリルになりました。

メッシュグリルの方がカッコいいかと言うと、必ずしもそうでも無いとは思っています。ただ今どきの顔になったということで、5年分位は若返ったと思っています。

今回のグリル交換は8万円台で出来ました(部品代+工賃)。この金額で今後しばらく新車のような気持ちでこの車に乗れると思えば安いものと思っています。

以上です。ご参考までに。

 

アルミホイールのガジリ補修~RC~

1.経緯

会社からの帰り道、右折待ちしている車の横を抜けようとして、ガリ!とやってしまいました。

あーあ。問題無いと思っていたのに・・・

2.ガジリ

取り敢えず気を落ち着けて家へ帰ります。

翌日改めて見てみました。

リムの部分をガジってますが、思ったよりは軽傷でした。もっと激しくやってしまったような衝撃でしたが。

こんな感じのリムのガジリをほぼ半周。左前だけで済みました。

 

3.DIYでの補修

元々中古で買った時点から同様なガジリがあって補修していたので、今回も自分で治すこととしました。

まず酷いガジリを落とす必要があります。やすりで削っても良いのですが、もう少し効率的に削れないかと思い、インパクトドライバーへ取り付けるグラインダービッドを使ってみることとしました。

粗度は粗くないためそこまで良くは削れませんが、それでも手で削るよりは効率的に削ることが出来ました。ビッドを使っての粗研削後がこんな感じでした。

大きなガジリが取れたので、後はペーパーで研磨していきます。
まずは#100番のペーパーから、#180、#240、#320、#400、と番手を上げて研磨していきます。

後は#600、#800、#1000、#2000へ研磨し、最後はピカールで研磨すれば十分なツヤが出ました。

十分綺麗になったのですが、素地のバイト目ごと削って補修部だけ鏡面研磨になってしまいました。
別で報告しますが、今回を機にホイール全体の研磨をすることになってしまいました。

取り敢えずは同じようにガジらないように気を付けて運転します。

フローリングへのワックス塗布(4回塗り)

1.経緯 ~久々のワックス掛け~

 私は床材にこだわっており、新築時にチークの無垢材を選定し、入居前からもこまめにワックスを掛けてきました。(妻は「無垢材の床よりも床暖房が欲しかった」といつも愚痴っていますが・・・。)私は本当は半年おき位にワックスを掛けたいのですが、妻がワックスの匂いが好きでなく妻が家に居る時はワックスを掛けられないため、なかなかワックス掛けができるタイミングが無く、前回ワックス掛けをしてから1年半程経ってしまいました。そんな折、妻が娘と一緒に旅行に行くことになり、私は仕事の都合で同行できず、これを幸い(?)に、久々のワックス掛けを行うチャンスができました!

現状はこんな感じです。(作業前に家具類は移動済の状態です)

 これでも築16年経っています。前回も高耐久のワックスを使ってはおり、パッと見は綺麗ではありますが、前回のワックス掛けから1年半も経つと、良く見るとワックスが剥げてきています。

我が家は長年Mieleの掃除機を使っているのですが、海外の土足仕様の掃除機のせいか、掃除機のヘッドが日本製よりもハードに床に当たるためワックスの摩滅を助長しているかもしれません。(Mieleをディスるつもりは全くありません。1台を20年以上使っていますが、未だに壊れないのです!さすがドイツ製!)

2.準備

(1)ワックス

まずはワックスの準備です。どうせまたしばらく次のワックスの機会は訪れないないため、今回も高耐久のワックスを調達しました。いつものですが、リンレイのハイプロテクトです。これより高グレードの2年耐久というものもありますが、コスパの良いこちらを選定しています。


 

(2)ワックスワイパー

始めの頃ワックスの塗布は、ワックスを要らない布に付けて手で床に塗り広げるやり方で行っていました。ただ、小範囲であればそれで問題は無いのですが、2部屋以上になると非常にきつくなります。また塗っている間に手にもワックスが固まり、終わる頃には手がワックスでガビガビになるため、手袋が必須になります。そんなある時、ワックス売場にワックスワイパーなるものを見つけたため、試しに買ってみたのですが、これが最高でした!

クイックルワイパーのワックス版ですが、かがんでチマチマと塗る必要が無く、立ったままでスイスイと塗れ、塗布ムラもありません。複数の部屋にワックス掛けが必要でこれを使っていない人には絶対にお勧めです。初回はウルトラタフコートとセットのパックを買いました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

【掃除用品】 リンレイ ウルトラタフコートワイパーSET 1L
価格:6,028円(税込、送料別) (2023/11/18時点)


 

数年前にこのセットを買って何度か使い、セットに入っていたワックスシートを使い果たしてしまったため、スペアのワックスシートを購入しました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リンレイ オールワックスワイパー 取替シート 5枚入
価格:481円(税込、送料別) (2023/11/18時点)


 

 

(3)ワックストレイ

上記のワックスワイパーは、セットに付属のトレイにワックスを出して、そこにワイパーを浸してワックスを塗布していきます。セットに付属のトレイは以下のようなものになります。

真上から撮った写真のため分かりづらいですが、透明な薄いプラで出来ていて、ワイパーが浸り過ぎないように底面に凸が加工されているのですが、非常に薄く剛性が無くワックスを充満させて運ぶときはベコベコに変形してしまうため、安定感がありません。

そのため代用として100均でワイパーの入るサイズのトレイを探してきたため、今回からこれを使うこととしました。

底部の凸部はありませんが全く支障は無く、剛性も高く非常に作業しやすくなりました。

(4)ウェットワイパー

作業工程としては逆ですが、ワックス掛けの前の清掃が非常に重要です。今までは雑巾がけで走り回って水拭きしていたのですが、これがキツイ!ワックス掛けの最大の苦労はこの水拭きでした。そこで今回はウェットクイックルをつかうこととしました。普通のクイックルワイパーに付けるウェットタイプのものです。後述もしますが、これで苦労が半減しました。類似の物は多数売られていますが、こだわりはありません。保水力があり水拭き効果があれば何でも良いかと思います。

 

3.ワックス塗布

(1)ワックス塗布前の事前作業

綺麗にワックスがけをするために絶対必要な事前作業として、徹底的に掃除をすることが必須です。本番のワックスがけはワイパーを使えば簡単ですが、その前の掃除の手間の方が圧倒的に大変です。ただ、ホコリや髪の毛などが残っていてその上にワックスを掛けてしまうとそのままコーティングされてしまうため、永久保存のようにパックされてしまいます。そのためホコリ一つ、髪の毛1本無い位まで徹底的な掃除が必要です。

ちなみにワックスリムーバーというものが市販されており、ワックス掛けの前に元々のワックスを剥がす人もいると思うのですが、私は一度もやったことがありません。元のワックスを剥がすのは相当な重労働になるはずですが、剥がさず上塗りしても十分綺麗にワックスが掛けられると思っています。(ワックスを剥がしてから塗ったほうが綺麗になるのでしょうけど、そこまでしなくても十分綺麗になるかと・・・)

①家具の移動

ワックスがけを綺麗に効率的に行うためには、掃除の前に可能な限り床の上の家具類はどけておきます。ダイニングテーブルやリビングテーブル、ソファー、椅子、チェストやゴミ箱、スリッパなど、移動可能な物はワックス掛けをしない場所へ移動させます。我が家の場合は1階に和室があるのでそこを倉庫のようにして全ての物を押し込みます。2階は全て洋間のため床上に置かれているものはテーブルやベッドなどの上に全て上げておきます。

②天候

ワックスの乾燥を考えると、雨天や寒い日に作業するよりは、晴天である程度気温の高い時期の方が良いです。雨天で湿度の高い日や気温が低いとワックスの乾燥はかなり時間がかかりますので、留意した方が良いかと思います。ワックスの重ね塗りやその後の作業を考えると、ワックスは早く乾かした方が良いです。ちなみに今回は11月で、2日間ワックスがけを予定していたのですが、初日の天候は良かったのですが、2日目は急な寒波で気温が急に下がって雨も降ったため、ワックスがなかなか乾かず、最後の1回分のワックスがけを断念することとなりました。

③服装

掃除~ワックスがけの際は、帽子などをかぶり、髪の毛を落とすことの無いよう注意します。また服装も極力埃の出ないような素材の物を選びます。気温の低い時期であれば一番上に着る服の素材に気を付ければ良いかと思います。また足元は、気温の高いときであれば裸足かスリッパが良いかと思います。気温の低い時で靴下だけで作業するのは避けた方が良いかと思います。生乾きの状態のワックスの上を靴下で歩いてしまうと、ワックスの表面に靴下の毛羽が付いてしまいますので、スリッパをはいて作業するようにします。なおスリッパの裏面はしっかりと拭いておくこと。

④掃除機掛け

床が空いたら徹底掃除の第一弾としてまず掃除機がけです。

掃除機で大きなゴミ、髪の毛を取ります。掃除機掛けも普段のように適当に何となく全体を掛けるのではなく、丁寧にまんべんなく、かけむらが無いようにどこまで掛けたかを良く見ながら全体を掃除していきます。掃除機掛けも丁寧にやると結構大変です…

⑤水拭き

掃除機掛けが終わったら次は水拭きです。

先述のように以前は雑巾がけの要領で行っていたためこれが本当に大変で、ワックスがけの全労力の6~7割程占めていた位でしたが、今回初めてワイパーを採用して非常に楽になりました。今まではかがんで床面を近くで見ながら雑巾掛けをしていたのに比べると、ワイパーでは遠目での作業になり、髪の毛やホコリなど小さなゴミまでは見えないため、雑巾がけに比べると正直取り落としはあるかもしれません。ただ雑巾がけの労力を考えるともう戻ることができません。なおウェットシートに水分が十分に無いとゴミを取る力も落ちるため、市販のウェットシートで水分が不足の場合は適宜水分を加えても良いかと思います。汚れたり乾いてきたらこまめにシートを取り換えて作業します。

ウェットワイパーでの水拭きが終わったら事前準備終了です。

(2)ワックス掛け

水拭きした床面の水分が十分に乾いたら、いよいよワックスがけですが、ワックスを掛ける前に、どのルートで掛けていくか、最後にどこで終わるかを事前に考えておかないといけません。2階もやるためには1階の最後を階段に通じるようにせねばならないし、何も考えずに始めて部屋の隅で最後に終わるようだと、ワックスが乾くまで自分の居場所が無く、最後の角もワックスが掛けられなくなります。終わった後に乾くまで外出するなら、最後を玄関で終わるようなルートを、最後を和室など休める場所にたどり着くようなルートなどを考えておく必要があります。

さてワックス掛けですが、まずトレイにワックスをドボドボと出し、そこへワックスシートをたっぷりと染み込ませてワックスを掛けていきます。フローリングの床目に沿って、ワイパーで掛けていきます。掛け残しが無いように、今かけている板材をチェックしながら次々に掛けてけていきます。どこまで掛けたか分からなくなるため家具などにマーキングをすると漏れがありません。

なお1ヵ所あたり、2往復位を目途に掛けた方がムラなく確実にワックスが掛かります。片道1回~1往復だと、ワックスがかすれたり、ムラが出来たりすることがあるためです。時間はかかりますが、綺麗な出来のためです。また、出来のためにはワックスはケチらず十分に使った方が良いと思います。極端にドボドボに塗ると中部が乾きづらくなりますが、適度に全体に塗布されるよう、ワイパーには常に十分にワックスを染み込ませて使います。また一度塗って半乾き状態の場所に再度ワイパーを掛けてしまうと、折角綺麗に塗った表面が毛羽立ってしまいますので、塗布して5~10分してから塗り広げるような場所が無いように計画を立てることも大事です。極力1列に順番に塗り広げて行くことです。

こうして全部屋1回目のワックスがけが終了です。

パッと見は綺麗になりましたが、近くで見てみると・・・

元がかなり剥げていたため、まだまだカスレがあります。

今回のワックスは乾燥に30分とボトルに記載がありますが、これから塗り重ねていくと下の層は更に乾かないため、余裕を取って塗布から1.0~1.5時間乾燥時間を取って、次の塗装を行っていきます。

2回目以降は掃除は不要でワックスがけのみのため簡単です。

2回終了後です。1回目後とパッと見はあまり変わりはありませんが、塗りムラは無くなっています。

これまでは(時間も無かったため)この2回塗り位まででしたが、今回は時間があるためまだ塗り重ねます。この後3回目の塗布をして、初日は終了。

次の日にもワックスがけを続けます。が、前述したように天候が急変し、気温が急に下がり雨も降っていました。それでも時間はあるため、ワックスは掛けることにしました。ただ1晩時間も空いたため、念のためウェットワイパーでの水拭きだけは行いました。完全に掃除してワックスを掛けた状態でしたが、それでも結構埃や髪の毛が取れました。掃除しておいて良かったです。

そして4回目のワックスがけを実施。

ワックスを掛け終わった後も気温は低かったのですが、その後出かける用事があったため、ワックスを掛けて40分程経った後にその上を歩いたのですが、スリッパの足裏の模様が薄く付いてしまっていました。標準は30分の乾燥時間で塗り重ねもOKなはずなのですが、やはり低温で乾燥がだいぶ遅くなっていました。

元々はこの後最後に5回目の塗布をする予定だったのですが、1時間経っても若干のベタツキ感が残っており、今から5回目を塗ったら(妻たちが帰ってくる)夕方までにワックスが乾ききらない可能性があるため断念し、今回は4回で終了としました。

以下が最後4回ワックスがけ後の状態です。

遠目は2回目とあまり差は無いですが、近くで見てもムラは無くなりました。

ちなみに今までの写真はリビングのチーク無垢材の床でしたが、普通に使われている合板の床にワックス4回掛けした寝室はこんな感じです。

無垢材のような凹凸が無い分、無機質で味気は無いのですが、合板のこちらの床の方が鏡面のように仕上がりました。

(3)家具復旧

気温が低く乾きが悪くても1時間もすれば問題無く歩くことはできます。ただ、重ね塗りをした時は特に、表面は十分に乾いていても中の下の層はすぐには乾きません。過去、ワックスを塗り終わって1~2時間で十分乾いたと勘違いし、ソファーなどの家具を一人で引きづって動かし、塗ったばかりのワックスを剥がしてしまったことがありました。今回は家族が帰ってくるのを待って、テーブルやソファーを皆で持ち上げて基の場所に戻しました。

またワックスを塗ってから1週間ほどは、歩いた時に少しべたついたような感覚が残りますが、表面は完全に乾いているため普通の生活には全く支障はありません。1週間も経てばベタツキ感も無くなります。

4.まとめ

久しぶりに時間をかけて綺麗にワックスが掛けられたため、最後の1回分は断念しましたが、十分に満足の出来となりました。

ちなみに我が家はワックスがけをする場所は2LDK+廊下・階段ありますが、事前に家具移動はしておいて、掃除(掃除機+水拭き)に1.5時間、1回のワックス掛けに1時間かかりました。

またワックスは1Lのボトル1本でほぼ全部屋1回分といった所でした。今回4回ワックス塗布で約4本分使用しています。

十分な塗布を行ったため、しばらくはツヤが維持できるかと思います。

以上です。

 

 

縦型洗濯機[Panasonic NA-FA90H1]の下部円盤(パルセーター)取外し・洗浄

1.経緯

我が家の洗濯機は今縦型洗濯機を使っています。以前ドラム式洗濯機も使っていましたが、子供が二人部活をやっていた頃は洗濯物が多く、ほぼ毎日選択をしても、1日に4回洗濯機を廻すようなことも多く、短期間で洗濯機が故障し、乾燥機能も使わないため、安価な縦型洗濯機を使っています。今の物は7~8年に買ったPanasonic製のNA-FA90H1という型を長らく使っていますが、一度も故障無く使えています。綺麗付きな妻は頻繁に洗濯槽内のクリーナーも使っているのですが、最近洗濯機内の匂いが気になるようになり、時折洗濯物にカスのようなものが付着していることが目立ってきました。そのため洗濯機の(一部ですが)分解洗浄を決意しました。



2.パルセーターの分解

縦型洗濯機は下部にパルセーターという円盤状の回転盤が付いていて、それが廻ることで槽内の水と洗濯物を攪拌・洗浄していますが、これの外側が気になります。洗濯槽クリーナーでもそこを洗浄されるはずですが、どこまで綺麗になっているのか?洗濯槽の中を見てみても、パルセーターの中央にネジが1つ見えるだけで他には何も見当たりません。ということで取り敢えずパルセーターのネジを外してみます。

他に何もネジのようなものは無いため、これでパルセーターが取れると思いきや、取れません。パルセーターの大きな突起をつかんでみますが、指もかからず持ち上がらない。パルセーターの縁に爪を引っ掛けてみても、上がらない。その他色々試してみますが、持ち上がりません。改めて槽内を見て何か機構が隠されていないか探してみますが、それらしきものは何もありません。

こんなはずも無かろうと思いながらも、半分断念しつつ、同じことを考える人が他にいそうだと思い、ネットを調べてみると、いるわ、いるわ、洗濯機の分解方法の記事が多数ありました。パルセーターの外し方は概ね同じような感じですが、メーカーによって微妙に違い、Panasonicは更に少し特別だったようです。

秘技。ボルト残し!

他社のパルセーターは木ネジなどを無数の孔に差し込んでそれで持ち上げる物が多いですが、Panasonicのものは中央の取付穴のパルセーター側にもネジ穴が切られているため、そこに一度取り外したネジを1回転分ほど廻すとパルセーターだけにネジを取り付けることができます(廻し過ぎるとまた洗濯機本体のネジに掛かってしまうので注意)。

ネジが掛かれば、そのネジの頭をつかんで持ち上げるだけ。

あれだけ苦労してすったもんだしていたのが、嘘のように簡単に軽~く持ち上がって、パルセーターを取り外すことが出来ました!!

なおパルセーターを持ち上げると、その裏についていたワッシャーがコトリと槽内に落ちますので、忘れずに拾っておきましょう。落ちない場合はパルセーターの裏面にワッシャーが付いていますので、洗浄に落とさないよう、予め取っておいた方が良いです。

 

3.洗浄

恐る恐るパルセーターを上げると・・・そこにはおぞましい光景が。

パルセーターの裏面と洗濯槽下部に、真っ黒なゴミ?カビ?が大量に付着していました。

あまりに酷い画像のため、見えない程度の写真としておきます・・・。

妻が洗濯槽本体を、私がパルセーターを分担して清掃することとしました。

パルセーターは最初は風呂場の流し場で洗浄しようかと考えていましたが、あまりに汚いため断念し、庭の散水栓で洗うこととしました。散水栓に水を溜め、そこにパルセーターをしばらく漬け、ブラシで擦っていくとボロボロと取れていきます。こびりついてはいないため、洗剤は一切使わずただの水で十分取れました。細かいところは歯ブラシで根気強く取っていきます。最後はホースの水で高圧洗浄すれば完成!

新品のように綺麗になりました。裏面も綺麗です。

槽本体側はばらせていないため少々苦戦していましたが、大きなゴミを拭き取りながら、ブラシや爪楊枝を駆使しながら、清掃をしていました。

良く見ると細かい所には少し黒い物が残ってはいますが、最初に比べれば別物です。

この後はここに塩素系の漂白剤をしばらく漬けて放置、洗浄します。

最後にパルセーターを復旧し、洗濯槽内クリーナーで洗浄します。Panasonicの槽内洗浄モードは12hr位洗浄をしますが、今回この後で洗浄しても、まだゴミが少し出てきました。以前のような黒いゴミが出てくることは無くなりましたが、白い(透明?)のゴミがまだ出てきましたが、これは洗濯槽ドラムの外側に残っているゴミと思われます。世の中にはこのドラムを取り外す人もいるようですが、Panasonicの洗濯槽は専用工具がいくつか要るようなので、これは断念。

一旦ここまでで当初よりは非常に綺麗になりました。

心なしか、いままで柔軟剤の香りも十分付いていないように感じていたものが、しっかり感じられるようになった気が来ました。

今後は1年毎位に分解洗浄するようにしていきます。

 

天板の剥げたテーブルのニス再塗装~鏡面研磨

1.テーブルの劣化

リビングのサイドテーブルは確か結婚した頃に買った20数年経ったものですが、毎日の食事用にも使っているため、表面に傷が付き、エッジ部は塗装が剥げて来ていました。

形は猫脚でお気に入りのため買い直す気にも無く、思い切ってニスの再塗装をしてみることとしました。

半透明のニスと言っても元の色と完全に合わせることも出来ず、剥げている部分もあり上塗りでは絶対にムラになるため、まず今の塗装を全て除去してから塗装をし直すこととしました。

 

2.表面研磨

テーブルの天板は脚部とネジで留まっているためそれらを全部外し、天板のみにして作業を行います。

庭のデッキに毛布を敷いてその上に天板を置き、塗装の除去を行います。初めは#100のサンドペーパーをペーパーブロックに巻き付けて手で研磨してみたのですが、意外に塗膜が硬くほとんど削れません。#60のペーパーに替えてやっと削れましたが、小ぶりと言えどサイドテーブルを手研磨で削るのはあまりに大変そうなため、サンダーを使うこととしました。オービタルサンダーに#60のペーパーをセットして研磨してみると、どんどん削れて塗膜の真っ白な粉が大量に出てきました。

このオービタルサンダーは以前チェストを作る際に購入した非常に安価な物(一般的なメーカー品の5分の1程度の価格!)でしたが、意外に多くの場面で使えました。


 

半分をざっと削るとこんな感じです。もう後戻りはできません・・・

そのまま全体を研磨します。

まだムラだらけで元の塗装が残っていますので、更に研磨をしていきます。

平板部を何度も削り、周囲の部分は手研磨しかできないですが削りあげていき、真っ白の下地になりました。

この後ペーパーの番手を#60→#100→#240→#320→#400と上げて研磨を行い、ようやくこれで下処理完了です。

大量の白い研磨粉。前半はデッキに落としていたのでこの倍はあったと思います。おかげでウッドデッキや近くの窓枠は真っ白になってしまいました・・・。


3.ニス塗装

まずニスの選定ですが、いつものホームセンターでニスを物色します。非常に多くの種類がありますが、油性ウレタンニスのウォールナット(2回塗り3㎡分)を選定しました。天板の面積は1㎡も無いのでこの半分の容量でも十分のはずだったのですが、念のため大きな容量をチョイス。ただ最後はこれでも足りなくなりました。


 

綺麗に塗るためにコテバケを買うか迷ったのですが、普通に刷毛で塗ることとしました。ニスを無駄なく塗るには刷毛の方が効率的で、ムラが出来ても後で研磨するなら同じと割り切りました。広いテーブルをムラなく簡単に塗りたい人はコテバケを使用することをお勧めします。


 

最初の1回目の塗装を行います。残暑厳しい9月初旬に行っていますが、気温も高いこともあり、塗料の粘度も高くムラになりやすいため適宜薄めて塗装します。また乾燥も早いため一気に塗らないとムラになり、先に塗った場所に次の刷毛が被るとダマのようになるため注意が必要です。

初回の塗装は素地の毛羽立ちが出るため、乾燥後に研磨を行います。#400→#600で研磨します。ここで私の勘違いがありましたが、油性ニスは乾燥が遅い。水性より遅いのは認識違いでした。最終的に塗膜が硬くなるのは油性の方ですが、乾燥も早いと思い込んでいました。今どきは水性塗料の性能が上がっているため、水性ウレタンニスで良かったのかもしれません。気温は高いですが3~4時間かけて乾燥を行いました。

研磨が終わると同じ要領で次の塗装を繰り返します。これが乾いたら今度は#600で水研磨を行いました。2回目塗装を行い、研磨し、3回塗装後が下の写真です。だいぶ色が付いてきましたが、まだ木目にニスが入り込んでおらず、近くで見ると凸凹ですので、まだ塗装と研磨を繰り返します。

5回目の塗装後です。

一見綺麗に見えますが、アップにすると、、、

まだまだ凸凹ですので、まだ研磨していきます。#240でドライ研磨後、#320→#600とウェット研磨しました。ニスを塗った後はツヤがありましたが、研磨をするとつや消しになります。

だいぶ凸凹が消えてきました。

ここで最初に買った塗料が無くなったので補充です。この後は仕上げになっていくため、小容量のスプレー缶としました。


 

下の写真で延べ6回目の塗装。

下が一旦(?)最後の8回目の塗装です。スプレーなのでムラは無いため、研磨はせずそのままで終了とします。

脚と組み上げるとこんな感じです。

一見綺麗(?)で、塗装前の最初と見比べるとだいぶ色も濃くなり、良い感じになりました。

 

4.表面研磨

先の状態で1週間過ごしましたが、やはり木目の凸凹感やスプレー特有のザラツキ、ツヤが出過ぎのギトギト感などが気になってきて、やはり再処理をすることとしました。

良く見ると木目にニスが十分に入り込んでおらず、凹んでいるのが分かります。

普通なら、この凹みが完全に埋まるまで何度か全体を塗装して、全体を削り直し行くのを繰り返すのですが、塗料をけちるため、残っているニスで凹んでいる箇所をタッチアップして研磨してみることにしました。

凹んでいる箇所を小筆で地道に塗り重ねて盛っていくと、こんな感じになりました。

まるで水疱瘡のように非常に気持ちの悪いことになってしまいました。

本当に綺麗になるのか一抹の不安も・・・

塗装が乾燥したら研磨で平滑にしていきます。

今回は最初からオービタルサンダーで研磨します。初めは#320で研磨しました。タッチアップした箇所もほぼ目立たなく研磨されます。

#320で全面研磨することで、当然ニスの塗膜全体も薄くなっており、この時手持ちの残りニスは無く塗装を追加購入して処理するか悩みましたが、十分かと判断そのまま研磨を続けることとしました。

続けて#400→#600→#800→#1000→#1200→#1500→#2000と順に研磨を行いました。

下の写真が#2000水研磨後の写真です。ペーパーの最精度番手のため表面はツルツルにはなっていますが、ツヤは無く、とてもこのまま使える状態ではありません。

次は金属磨き用ですがいつものピカールで研磨します。


 

触感は更にかなりツルツルにはなっているのですが、ツヤはまだまだです。

車の補修用のコンパウンド(粗→細→微細)で磨きます。


 

最後に鏡面研磨用の液体研磨剤#9800で磨き上げて終了です。

つやが出ました!


 

 

5.完成

天板研磨が完了したため脚部と組み上げて完成です。

先の一次完成後の写真と比べると、研磨を重ねた分塗膜が薄くなり色も薄くはなりましたが、落ち付いた良い感じです。表面もツルツルで凸凹も無く、非常に良い感じになりました。サンダー以外は全てて作業でしたが、素人のDIYで劣化したテーブルを十分よみ上がらせることができました。

 

(参考:塗装前)

(参考:一次塗装後)

(塗装研磨後)